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スマホの使い勝手に関係するリフレッシュレートとは?ただし高すぎるとデメリットも

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リフレッシュレートによる体感差異

スマートフォンの大画面化や高画質化、バッテリーの大容量化などの各種性能向上にともなって、様々な性能指標値が登場していますが、今まであまり注目されてこなかった「リフレッシュレート」というものが徐々にキーワードとして上がり始めています。
このリフレッシュレートとは何者なのか?スマホの性能向上にどういう効果があるのか?なにかデメリットはないのか?という各種疑問について解説していきます。

スマホとリフレッシュレートの関係を3行でまとめると、、、

  • ディスプレイ表示の滑らかさ、使い勝手に直結する値
  • 値が高いほど効果的だがバッテリーの減りやすさにも直結
  • 差別化しているスマホはゲーミングスマホ以外にはiPhoneとAQUOS

リフレッシュレートとはなにか?

リフレッシュレートのイメージ

リフレッシュレートとは一体なにを示すものなのか、ですがこの指標値はスマートフォン特有のものではなく、ディスプレイ全般に使用される指標値になっています。
ディスプレイには画像や動画を表示しますが、この画像表示を行っている間隔を示す値がリフレッシュレートです。
具体的にはディスプレイの画像更新を1秒間に何回行っているかによって値が設定されることになります。
一般的なスマートフォンではこのリフレッシュレートは「60Hz」に設定されています。
これは「1秒間に60回」ディスプレイの表示を更新していることを表しています。

PC向けディスプレイではリフレッシュレートと高めることは効果的

PC向けゲーミングディスプレイでのリフレッシュレート向上例

1秒間に60回、ディスプレイの更新を行っていても実際にそんなに早い速度であれば人の目では回数を知覚することはできません。
(人の目にわかるようなリフレッシュレートではいつの時代のディスプレイだという突っ込みが成立しそうですが・・・)
このリフレッシュレートですが、1秒間に60回が少ないわけではありませんが、それより大きな値を設定することで画面の更新回数が増えると、回数は人の目ではわかりませんが、画像や動画の滑らかさが変わってくるため、パソコン向けのディスプレイではゲームなど動きの多いコンテンツを楽しむためなど、性能の差別化を行うために以前から用いられている手法となっています。

リフレッシュレートが高い=高画質ではない点は注意が必要

高画質とリフレッシュレートは別物

では、リフレッシュレートが高いといいディスプレイで、高画質なディスプレイと呼べるのかという疑問がうかびます。
リフレッシュレートはあくまでディスプレイの画像更新回数であるため、画質そのものとはまったく関係がありません
そのため、リフレッシュレートが高い=高画質という図式は成立しませんので注意してください。

スマホでリフレッシュレートを上げることの功罪

高画質と直接関係ないとしても、パソコン向けディスプレイでは以前から用いられていたリフレッシュレートを上げるという手法が今までスマートフォンのディスプレイではあまり取り上げられてこなかったのはなぜでしょうか。
リフレッシュレートを上げることによるメリットとデメリットにも注目していきましょう。

リフレッシュレート高めることのメリット

スマホのリフレッシュレート向上の効果

まず、リフレッシュレートを上げることによるメリットですが、ディスプレイの更新回数を増やすことでコンテンツ表示が滑らかになる点です。
少々画像の表示が滑らかになっても画質自体は変わらないのでは?と思うかもしれませんが、動画が滑らかに表示されるのとカクカクコマ落ちしながら表示されるのでは、感じるストレスが大きく違うでしょう。
通常表示のディスプレイがカクカクとコマ落ちしているわけではありませんが、通常表示より数段滑らかにコンテンツが表示されると体感的には画質が向上したように感じるほど滑らかに流れるコンテンツは気持ちのいいものといえます。
動画だけでなくゲームを楽しむ際にも動きのあるゲーム内のコンテンツが滑らかに動くことはスムーズに操作ができるというメリットにつながります。

また動画やゲームのような動きのあるコンテンツだけでなく、後述するAQUOSシリーズがディスプレイの特徴をわかりやすく表すときに使用する例にもなっていますが、Webページの文章をスクロールする際の滑らかさも体感できるレベルで変わってくるため、目に優しいという効果も出てきます。

さらにスマートフォンの場合、単にコンテンツを受動的に楽しむのではなく、タッチパネルをユーザーが操作するという能動的な動きも発生します。
リフレッシュレートの高いディスプレイではこのタッチ操作もスムーズに動作するため、思った通りに操作ができるという気持ちよさも感じることができます。

このようにリフレッシュレートの高いディスプレイはコンテンツ体験の底上げをしっかりしてくれるという大きなメリットがあることがわかります。

リフレッシュレート高めることのデメリット

バッテリー持ちに影響がある

メリットを見ると、スマートフォンのディスプレイでリフレッシュレートの高い機種は間違いなくおすすめ機種と言えそうです。
もっというとハイエンドモデルは残らずリフレッシュレートを上げてしまえばいいのにとも思えます。
しかし、メリットばかりではなく、しっかりと無視できないデメリットも存在します。
そのデメリットはバッテリーの持ち時間が短くなってしまうといういことです。

画面の更新回数、タッチ操作の感度が上がるということは、それだけスマートフォンのタッチパネルなどの部品に負荷をかけることになります。
かかった負荷に応じて電力消費は増えるため、その分バッテリー消費が増え、結果としてバッテリーの持ち時間が短くなってしまうという事象につながってしまいます。

基本的にいいことばかりのリフレッシュレートを向上させる手法は、コンセントに繋がっているパソコン向けディスプレイと異なり、少ないバッテリーでできるだけ長時間利用できるようにする必要があるスマートフォンの特性からこれまであまり取り上げられてこなかった事情があります。

リフレッシュレートによる差別化を行っているスマホ

バッテリーの問題もあり、これまでリフレッシュレートを高めたスマートフォンはあまり話題になることは少なかったわけですが、ディスプレイの大画面化によりコンテンツをより快適に楽しむことに対する需要が高まっていることと、CPUの高性能化、バッテリーの大容量化といったリフレッシュレートを高めることによるデメリットをある程度吸収できるようになり始めているという事情もあり、差別化の1つの方法としてリフレッシュレートを高めているスマートフォンが登場しています。
リフレッシュレートを高めているスマートフォンにはどういったものがあるのか紹介します。

ゲーミングスマホ

ROGPhoneはゲームに最適化を実施

スマートフォンの高性能化にともなって本格的なゲームアプリがどんどん増えています。
アプリが充実していけば、スマートフォン本体の方もより快適にゲームを楽しめる機種が登場するというサイクルがまわり、ASUSなどのメーカーからゲーミングスマホというジャンルのスマートフォンが登場しています。

どの機種もゲームを快適に楽しめるよう大画面ディスプレイにメモリ・CPUともに高性能なものを搭載しています。
そして、リフレッシュレートも通常の60Hzではなく、90Hzに高めることによって快適なゲーム環境を提供する取り組みを行っています。
スマホゲームのヘビーユーザーで快適にゲームを楽しむことを最優先にしたいと考える方におすすめのカテゴリーになります。
いずれも海外メーカーのスマートフォンですが、ASUSの「ROG Phone」やRazerの「Razer Phone 2」、nubiaの「Red Magic 3」などが代表例です。

アップルiPhoneシリーズ

iPhoneの美しいディスプレイ

誰もが知っているアップルのiPhoneシリーズもリフレッシュレートに独自の試みを行っています。
iPhoneがリフレッシュレートを上げているのであれば、もはや特定の機種だけの話ではないのでは?と疑問に感じる方もいるでしょう。
iPhoneはリフレッシュレートに対する「独自の試み」を行っているというところがポイントなのですが、ディスプレイのリフレッシュレート自体は消費電力を抑えるためもあるのでしょう、通常のスマートフォンと同じ「60Hz」に設定されています。
しかし、タッチパネルの感度が通常の2倍となる「120Hz」に設定されており、画面の描画は通常のスマートフォンと同じなのに操作感としては通常のスマートフォンよりシャープで快適な印象を与えるようになっています。
スマートフォンの体感でもっとも重要なポイントがタッチ操作であるということを見切ったユニークな施策と言えますね。

シャープAQUOSシリーズ

IGZOディスプレイによる快適操作を実現するAQUOSシリーズ

シャープは液晶パネルメーカーであることをフルに活かし、自社ブランドのAQUOSスマートフォンに独自のIGZOディスプレイという液晶パネルを採用しています。
このIGZOディスプレイですが、非常に高精細で美しい液晶ディスプレイでかつリフレッシュレートを最大で通常の2倍の「120Hz」まで引き上げています。
一部のゲーミングスマホで採用している「90Hz」をさらに上回るリフレッシュレートを採用しているため、一度体験すると通常のスマートフォンに戻れないと感じる方が多数発生しています。
しかもIGZOディスプレイのすばらしいポイントは操作を行っていない時や静止画表示時は画面の書き換えを休止することで消費電力を大幅に低減させることにも成功しているということです。

快適な操作感と低消費電力という圧倒的なスペックを誇るIGZOディスプレイはスマートフォンでは今のところシャープのAQUOSシリーズ専用となっており、AQUOSシリーズの大きな強みとなっています。
最新機種で言えば「AQUOS R3」が代表例となります。
また、同じAQUOSシリーズで有機ELディスプレイのため、IGZOディスプレイではありませんが、「AQUOS zero2」もリフレッシュレートを高めた機種になっています。

まとめ:リフレッシュレートの高いスマホは買いか否か

なめらかな表示と操作を実現する高リフレッシュレートスマホは魅力的

リフレッシュレートを高めたスマートフォンは一度体験してしまうと普通のスマートフォンに戻れない可能性がある魅力を秘めています。
ただ、バッテリー消費量にも直結してしまうため、ゲーミングスマホのようにバッテリー持続時間と引き換えにしても目的がはっきりしている用途で購入するか、iPhone・AQUOSのようにバランスをとったモデルを購入するかの判断をまず行う必要があるでしょう。
ゲーミングスマホに興味のない方もiPhoneをタッチパネルの感度に注目してみたり、画面・タッチパネルの滑らかさがどう違うのかをAQUOSシリーズで一度体験してみることをおすすめします。

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ガジェット好きなかかし

本業はSEをやっているガジェットなど新しいものが大好物なかかしです。 とくにSONYが大好きでXperia Z5まではXperiaユーザーでしたが、それ以降XZ3までのXperiaの迷走っぷりから現在はGalaxy Note8ユーザーです。 Xperiaに戻れる日はいつだろう?と思いながらiPhoneへの転向も考え中な今日この頃です。

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