この記事は、2020年9月29日に更新されました。
4月8日より大手通信事業者(MNO)としてサービスを開始した楽天モバイル。
「実際の通信速度は速いの?」
「ちゃんと繋がるの?」
と不安を感じ、なかなか申し込みできない人も多くいることでしょう。
現在楽天モバイルは、
300万名限定で1年間の通信費が0円になるキャンペーンを行っており、
一番注目されている通信事業サービスです。
そこで。
SIM太郎編集部では、楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」を実際に契約。
通信速度を測定し、
「MNOとなった楽天モバイルは本当に速いの?」
という声にお答えします!
目次
楽天モバイルの基本情報
パッケージの内容物
今回は端末の購入は行わず、SIMカードのみを契約しました。SIMカードのみを契約した場合、以下の2点が届きます。
- スタートガイド
- SIMカード(マルチSIM)
開通方法
開通方法はとても簡単!届いたSIMカードを自分の使う端末に挿し電源を入れるだけです。
筆者の環境下では煩わしい通信設定を行うことなく使えるようになりました。
少し気になったためAPN設定を確認すると、、、
自動的にAPNが追加されており問題なく通信が可能に!
契約事務手数料はいくら必要なのか
楽天モバイルを契約するにあたって契約事務手数料(初期費用)が発生します。こちらもしっかり確認しておきたいポイントです!
楽天モバイルの契約事務手数料は3,300円(税込み)と、他の携帯会社と同じ料金が設定されています。
詳しくは、こちらをチェック!
実際の通信速度測定
ここまで楽天モバイルの基本情報を紹介してきましたが、ここからは実際の通信速度や、自社回線からパートナー回線への切り替わりのスムーズさなどを確認していきたいと思います。スピードテスト
まずはスピードテストを行いました。スピードテストに使用したアプリは下記の3つです。
- my 楽天モバイル
- ドコモスピードテスト
- Speedtest.net
測定は千葉県市川市と東京都新宿区で行いました。
それでは、結果を見ていきましょう。
自社回線の速度(測定場所:千葉県市川市)
my 楽天モバイルのアプリを確認すると楽天回線エリア(データ無制限)と表示されました。my 楽天モバイルのアプリから、自分が接続している基地局が楽天なのかauなのかを確認できます。
楽天モバイルの基地局に繋がった状態でスピードテストを行いましたが、通信速度は安定しておらず測定結果がバラバラです。
通信速度は速いのですが、通信の安定性は無さそうですね。
今後の基地局の拡大で改善されると良いのですが、、、。
パートナー回線での高速通信速度(測定場所:千葉県市川市)
パートナー回線を使用する場合は、毎月2GBまで高速通信容量が使用可能です。
(現在は5GBへ増量)
高速データ通信容量が足りない場合は、1GBにつき500円でデータをチャージすることもできます。
パートナー回線での低速通信速度(測定場所:千葉県市川市)
my 楽天モバイルのアプリより、「データ制限モード」をONにすることで低速通信が可能となります。
低速通信時の速度は最大1Mbpsと、Youtube動画も標準画質で見れてしまうほどの速さです!
データ制限モードを使用すると、パートナー回線エリアでの高速データ通信容量を消費しません。
データ制限モードはパートナー回線でのみ適応され、楽天回線では常に高速データ通信が使い放題です。
これだけの速度が出ていれば、Youtubeも問題なく観れますよ!
自社回線の速度(測定場所:東京都新宿区)
基地局の数が多くしっかり、しっかり整備されている様子です。
通話品質や通信の切り替わりは?
通話品質
実際に楽天リンクを使用し電話をしてみましたが、LINEの無料通話のような音質で、少々遅延があるようにも感じました。
また、ノイズが入っていることもあり、あまり快適な通話はできませんでした。
サービスを開始ししたばかりなので、これからの改善に期待しています。
通信の切り替わりは?
サービスを開始したばかりの楽天モバイルは通信エリアは狭いため、エリア外では、auの通信に切り替わります。楽天モバイルの通信エリアはこちらから確認できます。
通話中に通信回線が切り替わった場合どのようになるのか試してみたところ、筆者の環境下では上手く切り替わらず、通話が終了してしまいました。
また、通信が切り替わる際は必ず圏外になってしまいます。
考えられる理由として、筆者が使用しているHUAWEI P30 Pro(中国版)は楽天モバイル回線に対応している機種ではないため、通信中に何かトラブルが起きているのだと思われます。
契約時には、端末もセットで購入した方が良さそうです。
どうして楽天モバイルは通信速度が速いの?
「時間帯による回線の混雑」が挙げられます。
道路(帯域)と車(ユーザー)に例えて考えてみましょう。
画像のように、
MNOは3車線の道路をフル活用できる一方、
MVNOは一部の道路しか借りられません。
ここでは、MVNOが3車線のうち1車線しか借りられなかったと仮定しています。
そうすると、MVNOの場合、多くの人(車)が利用するお昼休みや夜間の時間帯は道路が混みあい、
通信速度が低下してしまいます。
それに対しMNOは、3車線を自由に悠々を利用できるのです。道路が混みあうこともなく、常にスムーズ。
通信も同じことです。回線数に余裕があることで、常にスムーズに、高速な通信速度を保つことができるのです。
まとめ
ただし、対応機種以外で使用する場合には、
通信が全く切り替わらないなどの問題が発生するかもしれません。
契約時にスマホもセットで購入すると良いでしょう。
今なら、1年間の基本料金が無料となるキャンペーンを行っているため、
気になっている方は是非契約してみてはいかがでしょうか。
最低利用期間も契約解除料もないので、1年間無料を存分に味わうことができますよ!