まず、ドコモを解約して格安SIMへ乗り換える場合は今までの電話番号を継続して使用し続けるMNPと新規に電話番号を発行する2つの方法があります。
この記事ではMNPを行う方向けの記事となっています。
MNPをしない場合は、格安SIMの申し込み時にMNP予約番号を入力せずに新規番号で契約をし、開通手続きなしでANPの設定をするだけとなっています。
目次
ステップ1 違約金の確認・ポイントを使い切る
違約金を確認する
2年ごとの2か月間の更新月以外でMNPや解約の手続きを行うと違約金が発生します。
長期のユーザーの場合、安くなる場合もありますが通常、1万円程度の違約金がかかります。
更新月の確認は、151または0120-800-000へ電話をかけることで違約金と更新月の確認が行えます。更新月まで1,2か月だった場合は更新月まで待つのも良いかもしれませんが3か月以上の期間がある場合は違約金を払った方が全体のコストが安くなります。
ポイントを使い切る
ドコモから解約の手続きを行うとポイントは失効してしまうので解約前に全て使い切ってしまうことをおススメ
します。
dポイントはdアカウントを作ることで解約後も保持し続けることはできますが、この際に使い切ってしまってよいでしょう。
ステップ2 SIMロックの解除を行う
ドコモでiPhone6S以降の機種を使っている方はSIMロックの解除を行います。
このSIMロック解除を行うことでドコモ系の格安SIM以外にもau系とソフトバンク系の格安SIMでもiPhoneが使用できるようになります。
ドコモでiPhoneを購入・もしくは機種変更をしてから100日を経過するとSIMロックの解除が行えるようになります。本体代金を一括で支払った場合は購入日からSIMロックの解除を行うことができます。
ドコモショップや電話でSIMロックの解除を行うと手数料が3000円かかるのと解約してから100日経過するとSIMロックの解除ができなくなるので、MNPの手続きをする前にネットでSIMロックの解除を行うことをおススメします。
ネットからの手続きの場合、手数料はかかりません。
iPhone以外のスマホの場合、2015年5月以降に発売された機種でSIMロックの解除をすることができます。
ステップ3 MNP予約番号を受け取る
SIMロック解除の手続きを終えたら、次にドコモからMNP予約番号を受け取ります。
MNP予約番号を受け取ることで同じ電話番号を格安SIMでも使うことができます。
新しい電話番号を使う場合、このステップは必要ありません。
MNP予約番号はドコモへ電話をするか、ドコモショップへ行くか、またはネットで手続きをするかの3つの方法があります。
ドコモへ電話をする場合
現在、使っているドコモのスマホから9時から20時までの間に151へ電話をかけます。
ドコモ以外の番号では0120-800-000へ電話をかけます。
ドコモショップへ行く場合
本人確認書類を持参してお近くのドコモショップへ向かいましょう。
あとは窓口の案内に進むだけとなります。
ネットから手続きをする場合
Mydocomoヘアクセスし、オンライン手続きからMNP予約を選択します。
MNP予約番号の有効期限は発行日を含めて15日間となります。
MNP予約番号を受け取ったら早めに格安SIMの申し込みを行ってください。
ステップ4 格安SIM・スマホを選ぶ
ドコモのスマホを持っている場合
既にドコモのスマホを持っている場合、そのスマホで格安SIMを継続して使用することができます。
アプリや写真などもそのまま残るので便利です。
SIMサイズを確認する
ドコモのスマホを使う場合は、現在使用しているスマホの大きさを確認しましょう。
多くのスマホのSIMカードはnanoSIMですが、スマホの機種名で検索をして確認をするのが良いです。
ドコモのガラケーを持っている場合
ガラケーユーザーは新しくスマホを購入する必要があります。
ドコモのガラケーの場合は、ドコモ系・au系・ソフトバンク系のどの格安SIMを選んでも問題ありません。
また、MNPではドコモからau系やソフトバンク系の格安SIMに移ることもできます。
ステップ5 格安SIMを申し込む
格安SIMの申し込みに必要なもの
・Gmailを作る
・クレジットカード(本人名義)
・MNP予約番号
・本人確認書類
キャリアメールが使えなくなるのでGmailを作る
キャリアの解約を行うとキャリアのサービスであるキャリアメールが使えなくなるので、解約の前にGmailで新しいメールアドレスを作成しておきましょう。
本人名義のクレジットカードを用意する
格安SIMノ申し込みには本人名義のクレジットカードが必要です。
既にクレジットカードを持っている場合は良いのですが、持っていない場合は新規に作成しましょう。クレジットカードの作成には審査などで時間がかかる場合があるので余裕を持って作成を行いましょう。
本人確認書類を用意する
格安SIMの申し込みには本人確認書類が1点必要となります。
免許証があれば十分なのですが、免許証がない場合は格安SIMごとに必要になる本人確認書類が異なるので確認をしてみて下さい。
本人確認書類の住所と格安SIMの申込者の住所は一致させておく必要があります。何らかの理由で住所が一致していない場合は公共料金など領収書の提出を求められる場合もあります。
MNPをする場合、一部の格安SIMで1~2日電話とネットが使えなくなる
多くの場合、このようなことはないのですが一部のドコモ系の格安SIMの場合、1~2日の間、電話やネットが使えなくなります。
一部といってもTONEモバイルとイオンモバイルのみとなります。
格安SIMが届くのを待つ
格安SIMの申し込みをしたら、あとは届くのを待つのみです。
申込からおよそ3~4日程度で届きます。
格安SIMが届くのを待っている間でも、現在持っているスマホは通常通り使うことができます。
ステップ6 格安SIMの設定をする
格安SIMが届きましたら、同封されている書類の確認を行いましょう。
まず最初に回線の切り替え手続きを行う必要があります。格安SIMのコールセンターやマイページから回線の切り替え手続きをすることができます。
回線の切り替え手続きを行うと、今使っているスマホで電話やネットが使えなくなりますが2時間程度すると新しい格安SIMが使えるようになります。
格安SIMをスマホに挿入する
回線の切り替え手続きができたら格安SIMをスマホに挿入します。
既にスマホを持っていた場合は古いSIMを取り出し、格安SIMを挿入します。
新しいスマホの場合は、格安SIMを挿入するのみです。
以上の流れがドコモから格安SIMへの移行の仕方となります。