Xiaomiは9月27日、新シリーズ「Xiaomi CIVI」を中国にて正式発表しました。
Xiaomi CIVIは若者、特に女性をターゲットに当てたインカメラ特化のミドルレンジスマートフォン
通常のスマートフォンの場合、サラッと流されるもしくは触れられもしないインカメラのスペックですが、Xiaomi CIVIシリーズは発表会のほとんどをインカメラのスペック紹介に費やしていました。
Xiaomi CIVIは、インカメラに3200万画素の高画素センサーを搭載。一般的なスマートフォンのインカメラは800万画素または1200万画素程度ですので、より精細な撮影を可能とします。
また、インカメラ用に2つのLEDライトを搭載。背面リアカメラ用にLEDを搭載するスマートフォンは一般的ですが、前面にデュアルLEDを搭載するのはXiaomi CIVIならではの尖った特徴です。
室内や夜間でも自分の顔を照らして撮影できるのはもちろん、日中でもデュアルLEDによりきめ細かく美白な肌感の自撮りができるとのこと。
自撮り女子は外付けのLEDリングライトを用いたり、あらゆる手段で顔に光を当てて盛ろうとしているが、Xiaomi CIVIなら光の心配をすることなく常にベストな自撮りができると紹介されていました。
さらに、インカメラでは珍しいAF(オートフォーカス)や2倍ズームにも対応します。
画面をタッチした位置に自動でピントを合わせ、被写体の輪郭をくっきりと引き立たせ背景をぼかすオートフォーカスや”目”や”唇”などのパーツ撮りには2倍ズームを活用することができます。
加工アプリでピントを修正したりトリミングをする必要がないため、画質が劣化しなくて済むようです。
その他、ソフトウェア面ではXiaomiのAI技術をフル活用することにより、美顔カメラアプリを必要とせず、むしろそれ以上のクオリティの自撮りをデフォルトのカメラアプリで撮影することができます。
ただし、Xiaomiによると不自然な加工のし過ぎには細心の注意を払い、あくまでも素材の美しさを最大限に引き立たせるべくナチャラルな加工を行うとのことです。
まず、GAN(敵対的生成ネットワーク)と呼ばれるAIのディープランニングを用いることでピクセルレベルで肌の若返りを実現。これにより、いつ自撮りしても最高の肌質になるとのこと。もちろん、シミやクマ等も当然のように無かったことにします。
また、撮影後に加工・修正することも可能です。
「OPPO Reno 6 Pro」がやや白くなりすぎている一方で「Xiaomi CIVI」は自然に近く、暖かみのある白さとなっています。
薄さ6.98m・重さ166gと5Gスマートフォンの中では薄く軽い端末となっています。同社の最薄最軽量の「Xiaomi 11 Lite」の薄さ6.81mm・重さ159gには及ばないものの、それと同水準
。
解像度はFHD+ 2400×1080、アスペクト比は20:9
ワイヤレス充電には非対応、55W電源アダプターは同梱されません。
日本市場でも発売された「Mi 11 Lite 5G」が搭載する「Snapdragon 780G」のちょうどワンランク下位のSoCとなります。
Snapdragon 788Gを搭載するスマートフォンとしては、「Xiaomi 11 Lite 5G NE」や「iQOO Z5」「HUAWEI nova 9」「Honor 50」などが挙げられます。
Antutuスコア(v9)は、Snapdragon 780Gが約56万点、Snapdragon 778Gが約51万点とほとんど差はありません。
イヤホンジャックは非搭載、防水防塵は非対応。OSはAndroid 11ベースのMIUI 12.5を実行します。
Xiaomi CIVIの価格は下記の通りです。
- 8GB+128GB:2,599元(約45,000円)
- 8GB+256GB:2,899元(約50,000円)
- 12GB+256GB:3,199元(約55,000円)