中国メーカーvivoは2019年2月、インド市場向けにポップアップカメラ搭載「vivo V15 Pro」を発表しました。前モデルの「vivo NEX」からフロントカメラの解像度を800万画素から3200万画素に強化されたのが大きな特徴です。
インドでは大人気でインド版Amazonにてスマートフォン人気ランキングで上位に君臨しています。
目次
vivo V15 Pro を3行でまとめると、、、
- ポップアップカメラにトリプルカメラ搭載
- ノッチなしで6.53インチの大画面ディスプレイ
- 外部ポートがmicroUSBなのが残念
vivo V15 Pro のファーストインプレッション
vivo V15 Pro の基本情報:スペック
価格 | 28,990ルピー(約45,000円) |
OS | Funtouch OS 9 ( Based on Android 9.0) |
SoC | Qualcomm Snapdragon 675AIE |
RAM | 6GB |
ROM | 64GB/128GB |
Antutuスコア | 179400 |
ディスプレイ | 6.53インチ 19.5:9, FHD+ 1080×2340 |
カメラ | アウト:12MP(f/1.78)+8MP(f/2.2)+5MP(f/2,4) イン:32MP(f/2.0) |
バッテリー | 3700mAh |
カラー | ブルー/レッド |
重量 | 189.5g |
対応バンド | 2G GSM Bands B2 (3 / 5 / 8) 3G WCDMA Bands (1 / 5 / 8) 4G FDD-LTE Bands (B1 / 3 / 5) 4G TDD-LTE Bands (38/40/41) |
vivo V15 Pro の付属品
- イヤホン
- USBケーブル
- 充電アダプター
- 保護ケース
- 保護フィルム
- SIMピン
- ユーザーマニュアル
vivo V15 Pro のデザイン
vivo V15 Proはポップアップカメラを搭載しているため、前面にカメラがなく、ノッチレスデザインとなっています。そのため、画面占有率90.95と非常に高くなっています。背面はトリプルカメラと指紋認証センサーがあり、3Dカーブを用いたグラデーションカラーでスタイリッシュな印象を受けます。
vivo V15 Pro の性能
6.53インチ、ノッチレスディスプレイ
vivo V15 Proは6.53インチおよび1080×2340の解像度のディスプレイを搭載しています。また、ゴリラガラス(第五世代)を採用し、耐久性を高めています。また、新型TVや最新のiPhoneでも採用される「有機EL」を採用しています。有機ELはバックライトを必要とせず、ドット自体が点灯するので色合いなどの表現力に優れています。
フロントカメラはポップアップカメラ
vivo V15 Proはフロントカメラ使用時に自動でポップアップするカメラを搭載しています。前モデルの「vivo NEX」は800万画素でしたが3200万画素に大幅向上し、AIとの組み合わせでクオリティーの高い撮影が可能です。2019年3月現在に販売されているスマートフォンの中ではTOPクラスのフロントカメラ性能を誇ります。
トリプルカメラを搭載
メインカメラは12MP(f/1.78)+AIスーパーワイドカメラ8MP(f/2.2)+深度カメラ5MP(f/2,4)の構成になっています。絞り値はf/1.78で暗所や夜景でもノイズを減らした撮影が可能です。
また、ワイドカメラは120℃の視野で広い背景を捉えることができます。
ポップアップカメラに注目しがちですが、メインのトリプルカメラも非常に優れたカメラ性能でvivoがカメラに力を入れているのが伝わります。
普段使いとして高いスペック
プロセッサーは8コア、Snapdragon 675 AIEで6GBのRAMを搭載。Snapdragon 675 AIEはQualcomm社が2018年10月に発表したミドルレンジ向けSoCであり、CPU性能は高いのですがGPUがAdreno 612ということでSnapdragon 670とSnapdragon 710には劣ります。
メモリは6GBと大容量なのですが、やはりGPU性能が「もったいない、、、」という印象です。
WEBやSNSといった普段使いのスマホとしては高スペックですが、PUBGなどの重量級の3Dゲームはプレイ「できなくはない」ですが、グラフィックを落としたり、最初の読み込みに時間がかかったりしそうです。
まぁ、ゲーミングスマホは「vivo iQOO」があるので最初から狙ってないのかもしれませんね。普段使いなら、持て余すほどのスペックを搭載していると言えます。
3,700mAhのバッテリー容量、ただmicroUSB
vivo V15 Proは4,000mAhのバッテリー容量を搭載しています。プロセッサーのパワーを考慮して考えると、充分の容量で1日を通してバッテリー切れになることは少ないでしょう。
ただ、外部ポートが「microUSB」なのです、、、。
2018年から「USB Type-C」に移行しつつあるスマホ業界なのに逆向しているかのような奇妙さです。
ディスプレイ指紋認証を搭載
vivo V15 Proはディスプレイ指紋認証を搭載しています。また、センサーは第5世代のものに進化しており前モデルよりも反応速度が上がっておりようです。
まとめ:vivo V15 Pro は買いか否か
ズバリ、買いではありません。カメラ性能としては非常に魅力的で、カメラを気に入った方は「買い」かも知れませんが、普段使いには高いスペックだけどゲームをするには足りない点や外部ポートがmicroUSBなのがマイナスポイントです。(インド向けなので仕方がないかも、、、)
実際、必要な機能は搭載し、余計な機能は省いてコストカットすることでコスパの高いスマホができるのですが、vivo V15 Proはコスパが高いとは決して言い切れません。
vivo V15 Proをご覧になった方は、vivoのサブブランドiQOOが発売するゲーミングスマホ「vivo iQOO」をオススメしたいです。
販売サイト | 価格(6/6更新) |
Banggood | 121,017円 |
Gearbest | 44,399円 |