今回はタフネススマホとして有名な中華スマホ「Ulefone」が販売するエントリースマホ「Ulefone Power 3L」をレビューしてきます。
この端末は、約1万円で購入できるローエンド端末になるのですが、その価格でどれほどUlefoneの魅力を詰めることができたのでしょうか。
目次
Ulefone Power 3L を3行でまとめると、、、
- 6.0インチの大画面ディスプレイ
- 6350mAhの超大容量バッテリーを搭載
- スペックとしてはややパワー不足
Ulefone Power 3L のファーストインプレッション
Ulefone Power 3L の基本情報:スペック
価格 | 約100$〜(約11,200円) |
OS | Android 8.1 Oreo |
SoC | MediaTek MT6739 1.5GHz クアッドコア |
RAM | 2GB |
ROM | 16GB |
Antutuスコア | 35000 |
ディスプレイ | 6インチ HD+ 1440×720 18:9 |
カメラ | アウト:13MP+5MP ディアルフラッシュ イン:5MP |
バッテリー | 6350mAh(急速充電5V2A) |
カラー | ゴールド/ブラック/パープル |
重量 | 220g |
対応バンド | LTE対応 2G: 850/900/1800/1900 3G: 2100/850/900 4G: 2100/1800/2600/900/800 |
Ulefone Power 3L の付属品
- 充電器
- 保護フィルム
- USBケーブル
- SIMピン
- 取り扱い説明書
- 保証書
Ulefone Power 3L のデザイン
ブラックとゴールドは単色のシンプルカラーで、パープルはグラデーションカラーとなっています。質感はやや光沢があるもののガラス仕様のような、高級感は感じられずプラスティック仕上げとなっています。
形としては、全体的に丸みを帯びた縦長の形状で持ち心地に難はなさそうです。
ただ、ノッチディスプレイではないので2019年現在では少しクラシカルな印象を持ちます。
購入ページ
Ulefone Power 3L の性能
6.0インチの大画面ディスプレイ
Ulefone power 3Lはノッチディスプレイではないものの、6.0インチの画面占有率90.8%と大画面ディスプレイになっていることが特徴です。iPhoneのようなホームボタンがないのと、18:9の縦長のディスプレイによりこの大きさを実現しています。そのため、横幅は75.8mmと一般的なスマートフォンと変わらず、持ち心地を保ったまま大きな画面を楽しむことができます。
メイン端末としてはパワー不足のスペック
Ulefone power 3L のプロセッサーは「MT3769」を搭載しており、日常使いの端末としてはパワー不足が否めません。 また、RAMは2GBと少ないです。2019年のスマホ環境だと4GBは欲しいところなのでメモリ不足で処理の困るという状況になることが考えられます。基本的にスペックは低いという評価でサクサクと動く動作は期待できないでしょう。
6350mAhの超大容量バッテリー
Ulefone power 3L のディスプレイと並んで特徴となるのが、この6350mAhを搭載した超大容量バッテリーの搭載です。多くのスマホが3000mAh程度のバッテリー容量であり、それでも比較的バッテリー不足で悩むことは少ないのですが、その倍以上もの容量となっています。
これほどのバッテリー容量があれば、1日を通して動画を見たりネットをしても充電切れになることは少ないでしょう。
大容量バッテリーで心配になるのが本体の厚さですが、10.7mmとやや厚くなっています。
エントリーモデルだが、顔認証と指紋認証に対応
Ulefone power 3L は約1万円のエントリーモデルでありながら指紋認証と顔認証に対応しています。エントリーモデルはコストカットのため顔認証機能がなく指紋認証のみとなっている端末が多いので嬉しいです。
指紋認証センサーは本体背面に設置してあり、顔認証と同様に0.1秒でのロック解除が可能です。
エントリーモデルとしては、やや良いカメラ
Ulefone power 3Lはエントリーモデルながらもディアルカメラを搭載しており、13MP+5MPの構成になっています。1万円程度のスマホとして考えると、やや良いのですがミッドレンジ端末と比べると物足りなさを感じます。 インカメラは5MPであり、あくまで「おまけ」程度と考えると良いでしょう。
ディアルSIMにNFC対応
Ulefone power 3L はディアルSIMやNFC対応といった+αの備わっていたら嬉しい機能を搭載しています。ただ、スペックとしては低く日常使いには向かないので惜しい気持ちになります。
まとめ:Ulefone Power 3L は買いか否か
ズバリ、買いではないです。Ulefone power 3L をメインで使うのはスペック不足が否めずオススメできません。用途としたら、大画面ディスプレイと大容量バッテリーの利点を生かしたサブ機としての使い道でしょう。
1万円程度の端末では「UMIDIGI A3 Pro」が依然としてコスパ最強のポジションであり、それには及びません。
Banggood 購入ページ 12,400円(3月27日現在)