realmeは、同社フラグシップ機のrealme GTシリーズより最新モデル「realme GT Neo3」を中国市場にて正式発表しました。
realme GT Neo3:スペック
Dimensity 8100を搭載
realme GT Neo3は、MediaTekのハイエンドSoC Dimensity 8100を搭載。Dimensity 8100は、TSMCの5nmプロセスで製造されており、最大2.85GHzで動作するプレミアムArm Cortex-A78コアを4基搭載。
今月初めに発表されたばかりの新しいSoCで、Redmi K50に続いてrealme GT Neo3が2機種目の搭載例となります。
参考Antutuスコア(v9)は約85万点で、Snapdragon 888やDimensity 1200を凌ぐ性能となっています。
Snapdragon 870を搭載していた前モデル「realme GT Neo2」と比較しても明確に性能が向上していることがアピールされています。
9層の冷却機構
また、4,129㎟のVC液冷を含む9層からなる冷却機構を搭載しており、その総冷却面積はrealme史上最大となる39,606㎟にも及びます。素材等を改良することで、熱伝導率は25%向上し、コア部分の温度を最大で19℃下げることが可能としています。
独立したディスプレイチップを搭載
realme GT Neo3はSoCとは別に独立したディスプレイチップが搭載されます。これにより、フレームレートを高めるフレーム補完に対応し、フレームレートが60fpsまでのゲームを擬似的にそれ以上に向上させることができます。
また、120fpsに元から対応しているゲームでは、GPUの負荷を軽減し、消費電力を抑えることができます。
同社のパフォーマンステストによると、王者栄耀を独立したディスプレイチップを用いて120fpsを実現した場合、通常の120fpsと比較して消費電力は22%低下したとのこと。
また、1時間プレイした際の端末温度も40.4℃に抑えられているとしています。
6.7インチ FHD+の有機EL
realme GT Neo3のディスプレイは、6.7インチ、FHD+(2412×1080)のAMOLEDを搭載。中央にパンチホールを配置したフラットディスプレイを採用し、リフレッシュレートは120Hzに対応します。
IMX 766採用のトリプルカメラ
リアカメラは、5000万画素 メイン(IMX 766 OIS)、800万画素 超広角、200万画素 マクロのトリプルカメラを搭載。メインセンサーにはSONYのIMX 766を採用し、OIS(光学式手ブレ補正)にも対応します。インカメラは1600万画素を搭載。カメラ性能においては特筆すべき強みは無くミドルレンジ機でも見られるカメラ構成となっています。
150W急速充電に対応
同社によると、4,500mAhのバッテリーを搭載するrealme GT Neo3を僅か5分で50%まで充電できるとしています。
また、バッテリー劣化を抑える設計へと改善されており、バッテリーの最大容量が80%に劣化するまでの充電回数は最低1,600回の満充電となっており、他の急速充電対応のスマートフォンよりもバッテリーの劣化が抑えられています。これは、毎日1回充電しても4年間は80%を維持する計算です。
80W急速充電モデルも用意
150W対応モデルでは4,500mAhのバッテリー容量ですが、80W対応モデルでは5,000mAhのバッテリー容量に増量されています。
OSは、 Android 12 をベースとしたrealme UI 3.0をプリインストールします。生体認証は顔認証とディスプレイ指紋認証に対応。イヤホン端子は非搭載。
その他、ステレオスピーカーを搭載、デュアルSIMに対応します。
筐体カラーは、ブルー、ブラック、ホワイトの3色を用意。
realme GT Neo3:価格
- 6GB+128GB:1,999元(約38,000円)
- 8GB+128GB:2,299元(約44,000円)
- 12GB+256GB:2,599元(約49,000円)
- 8GB+256GB:2,699元(約51,000円)
- 12GB+256GB:2,899元(約55,000円)