realmeは2月16日、ミドルレンジスマートフォン「realme 9 Pro」および「realme 9 Pro+」を正式発表しました。
realme 9 Pro+のスペック
上位モデル「realme 9 Pro+」はSoCにMediaTek製の5Gチップ Dimensity 920を搭載。メモリは6GB/8GB、ストレージは128GB/256GBを備えます。
Dimensity 920は、6nmプロセスにて製造されており、Dimensity 900のオーバークロック版に当たります。中国版「Redmi note 11 Pro / Pro+」等に搭載されているミドルレンジSoCで、Antutuスコア(v9)は約50万点です。
画面は、6.4インチのAMOLEDディスプレイを搭載し、リフレッシュレートは90Hzに対応します。
その他、解像度は FHD+(2400×1080)、アスペクト比は20:9
バッテリー容量は4,500mAhを搭載し、最大60Wの急速充電に対応します。
同社によると、15分で約50%を充電できるとのことです。
realme 9 Pro+のリアカメラは、5000万画素 メイン(IMX 766 / OIS)、800万画素 超広角、200万画素 マクロを備えたトリプルカメラ。インカメラは1600万画素を搭載します。
ミドルレンジ機でありながら、メインセンサーにIMX 766およびOIS(光学式手ブレ補正)を搭載している点がrelmae 9 Pro+の最大の特徴となります。
IMX 766は、OPPOとSONYが共同開発したイメージセンサーで10億色の表現が可能、そして画素数は5000万画素、センサーサイズは1/1.56型
「OPPO Find X3 Pro」や「realme GT2 Pro」、「OPPO Reno7 Pro+」など主にOPPO系ブランドのフラグシップ機に採用されおり、「realme 9 Pro+」すなわちミドルレンジ機への搭載は初めての例となります。
- 6GB+128GB:24,999ルピー(約38,500円)
- 8GB+128GB:26,999ルピー(約41,600円)
- 8GB+256GB:28,999ルピー(約44,700円)
realme 9 Proのスペック
一方、下位モデルの「realme 9 Pro」はSoCにQualcommの5Gチップ Snapdragon 695を搭載し、メモリは6GB/8GB、ストレージは128GBを備えます。Snapdragon 695は、先日グローバル発表された「Redmi Note 11 Pro 5G」にも搭載されているミドルレンジSoCで、Antutuスコア(v9)は約34万点です。
realme 9 Proのリアカメラは6400万画素 メイン、800万画素 超広角、200万画素 マクロを備えたトリプルカメラを搭載。インカメラは1600万画素を搭載します。
上位モデルのrealme 9 Pro+とは異なり、IMX 766の搭載はありません。
画面は、6.6インチのIPSディスプレイを搭載し、120Hzのリフレッシュレートに対応します。
その他、解像度は FHD+(2412×1080)、アスペクト比は20:9
上位モデルのrealme 9 Pro+は有機ELで最大90Hzでしたが、下位モデルのrealme 9 Proは液晶ですが最大120Hz駆動に対応。
また、バッテリー消費を抑えるためにコンテンツに応じてリフレッシュレートが6段階で切り替わります。例えば、映画視聴時は48Hz、ゲームプレイ時は90Hz、画面のスクロール時は120Hzのように。
バッテリー容量は5,000mAhを備え、最大33Wの急速充電に対応します。
OSは、Android12(realme UI 3.0)をプリインストール。
筐体サイズは164.3 x 75.6 x 8.5 mm。重さは195g。生体認証は、顔認証と指紋認証(側面)に対応します。
その他、デュアルSIM対応、イヤホン端子を搭載します。
価格は以下のとおりです。
- 6GB+128GB:17,999ルピー(約27,700円)
- 8GB+128GB:20,999ルピー(約32,400円)
セール期間中は、上記の定価から大幅に安くなるとしています。現時点では、詳細な割引価格は不明。
realme 9 Proシリーズは太陽光に当たると筐体カラーが変化
realme 9 Proおよびrealme 9 Pro+はいずれも、ブラック、グリーン、サンライズブルーの3色を展開します。このうち、サンライズブルーは「LightShift Design」と呼ばれる技術に対応しています。
「LightShift Design」とは、筐体カラーが照明条件に応じて変化します。
通常ではブルーですが、太陽光(屋内の場合は紫外線)に当たるとレッドに色が変化します。また、日陰に戻ると再びブルーに戻ります。 同社によると、美しい青い空が赤みがかった夕焼けに移り変わる様を演出しているようです。
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