先日、レンダリング画像とスペック情報のリークがあったと報じたMotorolaのスタイラス付きスマートフォン「Moto G Stylus」ですが、アメリカで正式に発表され、アメリカのMotorolaオンラインショップやamazon.comでは早くもプレオーダーが始まっています。
レンダリング画像のリークがあったもののスペック情報に不明な部分も残っていたため、思っていたより早い発表とプレオーダーとはいえ発売開始に少し驚いています。
さて、「Moto G Stylus」は2020年4月にグローバルで発売されたスタイラス付スマートフォンですが、今回発表された「Moto G Stylus」は同機種の2021年新モデルとなります。
前機種と同じくミッドレンジクラスの性能でスタイラス付という付加価値を持ったスマートフォンですが、価格はミドルから低価格帯をカバーする機種になっています。
このミドルレンジをターゲットとしているのは、LGエレクトロニクスの「LG Stylo」シリーズと同じで、スタイラス機能を強力なプレミアム機能としてハイエンドモデルを攻めるSamsungの「Galayx Note」シリーズとは異なる方向性となるものです。
その最大の特性となるスタイラス機能は、写真の編集や背景効果を簡単に追加できる以外に、MonoNoteアプリによってスマートフォンのロックを解除せずにメモを取ることができたり、文章を選択してコピーなどの編集コマンドを実施できるなど多彩な機能が実現できるようになっています。
スタイラス機能で先行するSamsungと勝負した場合、価格帯やこれまで蓄積された経験値の違いから精度の面ではSamsungのSペンに軍配が上がるのでしょうが、機能的にはSamsungのSペンで実現できる機能に肉薄しているように見えます。
「Moto G Stylus」の新モデルはMotoシリーズでは最大サイズとなる6.8インチの FHD+ Max Vision displayを採用しています。
ディスプレイサイズが大きくなった分、本体サイズも先代モデルよりかなり大きくなっています。
(本体サイズは事前のリーク情報よりも大きくなっており、縦は先代モデルより1cm以上サイズアップしています。)
また重さも先代モデルは200gを切っていたのに対して、新モデルでは200gを超えることになっています。
それでも大画面ディスプレイによる情報量の増加とスタイラス機能の強みを活かすには重要な変更といえるでしょう。
大画面を快適に利用するためにSoCはミドルレンジクラスの新チップセット「Snapdragon 678」を採用しています。
このSoCはリーク情報で採用が噂されていた「Snapdragon 675」の後継チップセットとなっており、リーク情報の時より性能も向上していると言えるでしょう。
メモリは4GB、ストレージは128GBで先代モデルと同じ水準ですが、必要量は十分確保された性能と言えるでしょう。
なお、ストレージ容量はmicroSDカードにより最大512GBを増設することができるため、大画面を活かした動画コンテンツなどを楽しむのにも安心です。
またバッテリーも先代モデルと同じ水準ですが、4000mAhのしっかりした容量のバッテリーを用意し、SoCをミドルレンジに抑えたことによる効果もあるのでしょうが、最大2日間利用可能と言われています。
カメラ機能はトリプルカメラから深度センサーを加えたクアッドカメラにパワーアップしています。
新たに深度センサーを追加することで背景を効果的にぼかすポートレート機能が実現可能となっています。
ただし、レンズ数を増やして性能アップを図っただけでなく、先代モデルでは1600万画素でアクションカムとなっていた超広角レンズが800万画素と画素数を落とし、アクションカムを省略してしまったようです。
動きの多い動画撮影を重要視する方にとってはマイナスになる変更となるかもしれません。
果たしてどう影響してくるかが気になるところです。
生体認証は指紋認証ですが、はやりのディスプレイ内認証ではなく、サイドボタンで認証を行います。
ただ、先代モデルが背面であったため、右利きの方にとってはサイドボタンによる認証のほうが使い勝手がいいと感じるのではないでしょうか。
カラーバリエーションは、「Aurora White」と「Aurora Black」の2モデル展開となっています。
先代モデルが「Mystic Indigo」の単色展開だったため、選択肢が増えるのは嬉しいですね。
男性なら渋い「Aurora Black」が人気になりそうですが、「Aurora White」も華やかなカラーリングになっているため、どちらを選択するか迷ってしまうのではないでしょうか。
その他、価格帯から仕方ない面もありますが、防水防塵には対応せず、撥水程度となっている点が少し残念といったところです。
サイズがSamsungの「Galaxy Note 20 Ultra」を上回るため、非常に大きなスマートフォンとなりますが、低価格帯であること、スタイラス機能があることから「Galaxy Note 20 Ultra」に対しても競争力を持つ可能性があるモデルに仕上がっています。
現時点ではアメリカでプレオーダーが始まったばかりで日本国内での販売は不明ですが、スタイラス機能を持つスマートフォンが増えつつある状況であることもあって先代モデルと違って日本国内でも販売されることを期待したいところです。
「Moto G Stylus」新モデルの詳細スペックは以下の通りとなっています。
価格 | 299.99ドル |
OS | Android10 |
発売日 | 2021年1月13日 |
サイズ | 縦:169.8mm 横:77.9mm 厚さ:9mm |
重さ | 213g |
ディスプレイ | 6.8インチMax Vision display 2400×1080ピクセル(386ppi) |
メインカメラ | クアッドカメラ 4800万画素(標準・f / 1.7・1.6µm) 800万画素(超広角・f / 2.2・1.12µm・118°) 200万画素(マクロ・f / 2.2・1.75µm) 200万画素(深度センサー) |
フロントカメラ | シングルカメラ 1600万画素(f / 2.2・1.0µm) |
CPU | Snapdragon 678 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB |
バッテリー | 4000mAh |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
生体認証 | 指紋認証(サイドボタン) |
防水防塵 | 非対応(撥水対応) |
接続端子 | USB type-C |
カラーバリエーション | Aurora White Aurora Black |
対応バンド | 4G: LTE band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/20/25/26/29/38/40/41/66/71 3G: UMTS band 1/2/4/5/8 2G: CDMA band 0/1/10 2G: GSM band 2/3/5/8 |