Motorolaから日本国内のSIMフリー市場にエントリーモデルの「moto e」シリーズから新モデル2機種が発表されました。
発表された2機種のうち、下位機種となる「moto e7 power」について上位モデルの「moto e7」と違いも含めて見ていきましょう。
取扱事業者は「moto e7」と同様に特定の事業者からの発売ではないSIMフリー機種として、2月26日に発売される予定となっています。
利用可能な電波は、docomo・au・softbankの3事業者の電波に対応しているとのことです。
価格はエントリークラスということで非常に格安となっています。
下位モデルということもあって同時に発表された「moto e7」の「18,800円」よりさらに安くなっており、税込み価格で「16,800円」で販売される予定となっています。
SoCはエントリークラス向けの「MediaTek Helio G25」が採用されています。
生体認証は「moto e7」と同じく背面ボタンによる指紋認証を搭載しています。
「moto e7」と違って、防水防塵は「IP52」に対応しているため、しっかりした防水は望めませんが少しの水濡れぐらいなカバーできるようになっています。
しかし、「moto e7」と同様におサイフケータイへの対応はなしとなっています。
ディスプレイは「moto e7」と同じ6.5インチの大画面ワイドスクリーンで解像度は「HD+」となっています。
しかし、カメラ機能は「moto e7」との価格差が影響しているのか、レンズ数は同じデュアルカメラですが、メインレンズの画素数が1300万画素とエントリークラスの標準的な画素数にとどまっています。
バッテリー容量はこの機種の最大の強みで、「moto e7 power」の「power」の名が示すように「5000mAh」の大容量バッテリーを搭載しています。
これによって最大で2日間、連続で使用することができる安心できるバッテリー容量と言えるでしょう。
「moto e7 power」は、全体的に同時に発表されたエントリーモデルの「moto e7」の性能を基本としつつも、いくつかの項目ではより性能を抑えつつ、バッテリー容量や防水防塵への対応では「moto e7」を上回っているという仕上がりになっています。
価格の安さと大容量バッテリーを見ると、「moto e7」ではなく「moto e7 power」にしようと考える方もいるでしょう。
ただし、その決断をする前に「moto e7 power」には性能上の注意すべき点があることも意識しておく必要があります。
それは、メモリ容量が「2GB」と最近のスマートフォンのメモリ容量としては、かなり少ない部類になっている点です。
さらに、ストレージも「32GB」と決して多くない容量となっています。
ストレージ容量については、microSDカードで拡張することができますが、アプリなど本体のストレージ容量を消費する部分も無視することできません。
結果、メモリとストレージの差から「moto e7」よりパフォーマンスに不満が出てくる可能性が高いと言えます。
あとは、スマートフォンの日常的な使用方法と判断基準で決まるものと言えるでしょう。
購入後のスマートフォンの利用の仕方を考えたときに、パフォーマンスに直結する性能差はそれほど懸念材料とならず、2,000円の価格差とバッテリー容量の多さを取ると判断した場合におすすめできる機種になると言えます。
ビジネス用途であればわりとしっかり当てはまりそうですね。
価格 | 約16,800円 |
OS | Android10 |
発売日 | 2021年2月26日 |
サイズ | 縦:165.06mm 横:75.86mm 厚さ:9.2mm |
重さ | 200g |
ディスプレイ | 6.5インチMax Vision display 1600×720ピクセル(269ppi) |
メインカメラ | デュアルカメラ 1300万画素(標準・f /2.1・1.12µm) 200万画素(マクロ・f / 2.4・1.75µm) |
フロントカメラ | シングルカメラ 500万画素(f / 2.2・1.12µm) |
CPU | MediaTek Helio G25 |
メモリ | 2GB |
ストレージ | 32GB |
バッテリー | 5000mAh |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n |
Bluetooth | 5.0 |
生体認証 | 指紋認証 |
防水防塵 | IP52(防塵・防滴) |
接続端子 | USB type-C |
カラーバリエーション | タヒチブルー コーラルレッド |