どうも
今回はMicrosoft社からついにスペックや価格情報が発表されたSurface Duoについてです。
Surface Duoとは?
Microsoft社がリリースする二画面スマホです。リリースこそ以前から予告されていましたが、その詳細と価格が公表された形になりました。
スペックについては以前にリーク情報で掲載したものとほぼ同じものになっています。
Surface Duoの特徴は?
まずは2画面端末であることですね。折りたたむと5.6インチ、開くと8.1の画面になる仕様となっています。
また、フォルダブル端末とは異なり従来の2画面端末のようなフォルムとなっています。
画像を見ると内側に折りたたむことも、外側にも折りたためるようです。
仕様や考え的にはLG G8X ThinQといった機種に近いと言えますね。
ソフトウェア面ではMicrosoft社ながら自社のWindowsではなくAndroidをOSに採用してる点でしょうかね。
こちらのソフトウェアは2画面向けに最適化されたUIとあるので、現時点で最も使いやすい2画面端末になる可能性を秘めています。
また、強力な仮想環境で使えるWindows環境を備えています。
(Android上にてネイティブで動くのか、サーバーにアクセスするシンクライアントになるのかは不明)
そのため、通常のAndroid端末よりもWindows OSとの親和性は高いと思われます。
スペックとか
プロセッサーはQUALCOMM Snapdragon 855メモリは6GBでストレージは128GBからとなっています。
メインカメラは1100万画素の単眼、インカメラは非搭載。
また、5Gモデムは非搭載。
NFCにも非対応となっています。
このような2画面端末は開発に時間がかかることもあって、どうしてもチップセット周りが1年前のものになったりスペックが見劣りすることが多いです。
実際にこの機種も例外に漏れることなく、発売が遅れてしまったなという感想です。
肝心のお値段は?
開始されたプレオーダーの価格を単刀直入に言いますと画像の通り最小構成で1399米ドル(約15万円)となります。発売日は9月10日と告知されておりますが、販売チャネルは企業向けがメインになるとのことです。
また、アメリカではお手持ちの端末を下取りに出すと最大700米ドルの割引も行われるようです。
ちなみにApple iPhone 11(128GB)を入れてみたところ、完動品で550米ドルでした。 この値段について正直な感想を言いますと。高いです。
Galaxy Foldよりもスペックが低い上にフォルダブルでもない端末にこの金額は高すぎるのでは?というのが本音です。
一応これは企業など向けのエンタープライズ向け価格と言うので納得はできますが、一般ユーザーにはスペック的にも価格面でも正直響くようなものが少ないかなと言う印象です。
最後に
かねてから噂では存在していた「Surface Phone」が今回実際にSurfaceの名前を冠して発売されることになります。価格から見ても2画面端末だから多少のコスト増には目をつぶりますが、この1400米ドルというのは値段の下がってきたGalaxy Foldと完全にかち合う形となります。
スペック的にも恐らくGalaxy Foldの方が高いと思いますので、MicroSoftとしてはリリースが遅れたのは非常に痛手ですね。
これでもリリースを前倒ししたくらいですからね。
さすがにGalaxy Z Fold2のリリースも近いことから出さないと商機を逃す可能性も考えられますので
正直ファンの方が望んだ「Windowsとの高い互換性を持つ端末」や「既存のWin32アプリが動くUMPCのような端末」とは行きませんでした。
これらのソフト的な問題はMicrosoftなら後日AndroidとWindows 10 for ARMのデュアルブートができる可能性というのを残してくると思います。
(実際にMicrosoft Lumia 950XLにてWindows 10 for ARMを動作できるようにした例がありますので)
それを公式でもできるように今後のアップデート等で仕上げてくれば、Microsoftならではの非常に面白い端末になるのではないかなと思います。
それでは