Google、「Pixel 5a(5G)」を正式発表！5.17万円で日本発売、aシリーズ初の防水防塵

Google謹製のAndroidスマートフォン「Pixel」シリーズがハイエンド路線に路線変更した次世代モデル「Pixel 6」を今秋発売することを発表したのがつい先日のことですが、その次期モデルではなく現行モデル「Pixel 5」の廉価版となる「Pixel 5a(5G)」を発売することが発表されました。

Googleの「Pixel」シリーズでは、メインのナンバリングモデルを発売した後に、ナンバリングモデルをベースに価格を抑えた廉価版をモデル名に「a」を付与して発売する流れがあり、今回発表された「Pixel 5a(5G)」も以前から発売が噂されていたため、発売されること自体は不思議ではありませんが、次世代モデル「Pixel 6」の発表で影が薄くなっていたところに急に発表されたため、少し驚きを覚えたかたもいるのではないでしょうか。

これまでPixel「a」シリーズでは、廉価版ということもあり、防水機能が省かれて発売されていましたが、今回 「Pixel 5a(5G)」は、Pixel「a」シリーズとしては初の「防水防塵対応」を「IP67」と高いレベルで実現した機種となります。
ベースモデルの「Pixel 5」が「IP68」レベルの防水防塵対応となっているため、若干レベルは下げていますが、実用上ではほぼ困ることはないレベルの防水防塵対応と言えるでしょう。

また廉価版といいつつ、ディスプレイは「Pixel 5」が「6インチ」となっているところを、「Pixel 5a(5G)」は「6.34インチ」と大型化しており、解像度も同じ「フルHD＋」と解像度を下げていない点（ディスプレイサイズの都合上、スペック上は若干増えている）はより魅力的となっています。
またバッテリー容量も「Pixel 5」の「4,080mAh」から「4,680mAh」に増量されています。
カメラ機能も「Pixel 5」と同等のデュアルカメラ構成となっており、廉価版にありがちなカメラ数を減らしたり、画素数を大きく下げるようなことは行っていません。

それでいて価格は「Pixel 5」の「74,800円」から2万円以上下げた「51,700円」となっており、価格上の魅力も一層磨きがかかっていると言えます。
主要スペックを見てみると、SoCは「Pixel 5」と同じ「Snapdragon 765G」でストレージ容量も同じ「128GB」となっていますが、メモリ容量は少し下げられて「6GB」となっています。

また筆者も含めて気になる方には気になってしまう劣化ポイントに「ワイヤレス充電（Qi）対応が省かれた」というものがあります。
充電速度はもちろんケーブルの方が早いですが、ケーブルの抜き差しが不要でおいておくだけで充電できるワイヤレス充電は便利さを体験してしまった方には残念に感じるでしょう。
とはいえ、ほぼスペックは同じか少し劣る程度（一部はむしろスペックアップ）で2万円以上安くなる「Pixel 5a(5G)」はかなり魅力的な機種と言えるでしょう。

この「Pixel 5a(5G)」を発売する市場は日本とアメリカの2地域のみとなっており、Google社の日本に対する力の入れ具合が垣間見える部分とも言えます。
発表と同時に予約受付は開始しており、発売は「8月26日」となります。
販売はGoogleストア直販でSIMフリー機種として扱うほか、事業者ではSoftbankが独占取り扱いとなるとのことです。

Softbankユーザーの方でPixelシリーズの購入を検討していた方にはちょうどいいタイミングと言えるでしょう。
SIMフリーユーザーやdocomoやauユーザーの方は、Googleストアで購入ですね。
ベースモデル「Pixel 5」とのスペック差異も下記に掲載しておきますので購入の参考としてください。