
中国メーカー「DOOGEE」よりモジュール型で機能を強化できるスマートフォン「DOOGEE S90」が発売されました。
スマートフォン本体は防水・防塵・耐衝撃のタフネススマホでありながら、SoCはHelio P60と中華ハイエンドで用いられるハイスペックのものを使っています。
加えて、モジュール型を採用し、スマホ本体に装着することで機能を強化することができます。現時点ではナイトビジョンカメラ・5000mAhバッテリー・無線機能・ゲームパッドのMODがあり、今後追加される可能性もあるようです。
スマホをカスタマイズできる!と言われても想像が難しいですが、今回の記事で紹介していきます。果たしてカスタマイズ型スマホはスマホ業界に影響を及ぼすのだろうか。
目次
DOOGEE S90 を3行でまとめると、、、
- 4つのMODでスマホを追加カスタマイズ可能
- 防水・防塵・耐衝撃のタフネススマホ
- ディスプレイ・カメラ性能・スペックは中華ハイエンド
DOOGEE S90 のファーストインプレッション
スマホをカスタマイズという意味が目で見ることにより分かると思います。
DOOGEE S90 の基本情報:スペック
価格 | 約40,000円〜 |
OS | Android 8.1 Oreo |
SoC | MediaTek Helio P60 |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB(microSD対応upto256GB) |
Antutuスコア | 118000 |
ディスプレイ | 6.18インチ FHD+ 2246×1080 18.7:9 , IPS , Gorilla Glass4 |
カメラ | アウト:1600万画素+800万画素デュアルカメラ F2.0 イン:800万画素カメラ F2.0 |
バッテリー | 5050mAh (急速充電5V/2A , 10Wワイヤレス充電) |
カラー | ブラック/オレンジ |
重量 | 300g |
対応バンド | LTE対応 GSM 2/3/5/8 WCDMA 1/2/4/5/8 TDS 34/39 TDD 34/38/39/40/41 FDD 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/28A/B CDMA BC0/BC1 |
DOOGEE S90 の付属品
- EU充電器(5V/2A)
- USBケーブル type-C
- 保護フィルム
- ユーザーマニュアル
- 保証書
- SIMピン
- ヘッドフォンアダプター
- OTGケーブル
DOOGEE S90 のデザイン

水深1.5mの水中に2週間放置しても壊れず、-30℃〜80℃の環境でも使用が可能です。
デザインは、タフネススマホ特有のゴツゴツした感じがあり好みが分かれそうです。前面はノッチを採用しているものの下部のベゼルがやや気になります。

DOOGEE S90 の性能
6.18インチの大画面ディスプレイ

また、ゴリラガラス第四世代でコーティングされており、薄い手袋ならタッチパネルの操作も可能になっています。
ディスプレイのサイズとしては比較的大きく、割れにくいものとなっています。ただ、ハイエンド端末で用いられるような有機ELではなく、IPSディスプレイの採用なので発色は可もなく不可もなしの評価になります。
ミドルレンジ上位のHelio P60を搭載

Snapdragon 660と同じような性能が期待でき、ミドルレンジ上位帯のスペックと言えるでしょう。
これほどのスペックがあればPUBGなどの重量級の3Dゲームでもプレイすることができます。ただ、グラフィック設定は抑え気味になるでしょう。
専用のゲームパッドが熱い!

特に他の外付けゲームパットのように非公式ではなく、DOOGEE S90専用のゲームパッドなのでレスポンスの速さや頑丈さは確かなものでしょう。
カスタムキー設定もでき、連続30時間のプレイが可能となっています。
5050mAhの大容量バッテリー

また、ワイヤレス充電にも対応しています。
外付けの5000mAhバッテリー

外付けバッテリー単体でも充電ができるので、合計10,050mAhのモンスター級バッテリーを搭載したスマホになります。これほどの容量だとバッテリー不足で悩むことはないでしょう。
ただ、大きなバッテリーゆえに、本体の重さが300gと重くなっています。
タフネススマホとしては上位のカメラ性能


ナイトカメラで夜の撮影もキレイに


比較対象となっているスマホはiPhone 8であり、カメラ性能は高い方なのですが、これほどまでの差が出ています。
カスタマイズしてのカメラ性能ですが、暗所での撮影においてスマホTOPと言えるでしょう。
また、タフネススマホはカメラの出っ張り部分の耐久がネックになるのですが外付けにすることで、これほどのカメラ性能を実現しています。
アンテナを付ければトランシーバーに変身

オフグリッド通信の400〜480MHzの周波数をカバーし、スマホのネットワークが圏外だとしても仲間と連絡を取ることができます。
顔認証と指紋認証に対応

まとめ:DOOGEE S90 は買いか否か
かなり、尖った端末であるため一概に判断はできませんがアウトドアスマホとしては充分すぎる性能を持ったスマホと言えます。一つ残念なのが、カスタマイズできる外付けモジュールが別売りな点です。(フルセットでの購入もできますが12,000円ほど単品より高くなります。)
タフネススマホが必要で10,000mAhを超えるバッテリーにナイトカメラが魅力的な方は検討しても良いでしょう。
普段使いもできる、中華ハイエンド×タフネススマホとしては「Blackview BV9600 Pro」に軍配が上がります。
DOOGEE S90 公式ページ