中国メーカーDOOGEEは2019年はじめにモジュールでカスタマイズ可能なスマートフォン「DOOGEE S90」を発表しました。スマホをカスタマイズするという概念のインパクトが強く、DOOGEEというメーカーが多くの人に知られ、気になったことでしょう。
そこで、前モデルの「DOOGEE S80」に注目しレビューすることで、どのようなスマホを販売してきたメーカーなのかが分かることだと思います。
目次
DOOGEE S80 を3行でまとめると、、、
- 無線搭載タフネススマホ
- 10,080mAhのモンスター級バッテリー
- 端末重量398gと重さもモンスター級
DOOGEE S80 のファーストインプレッション
DOOGEE S80 の基本情報:スペック
価格 | 約48,000円 |
OS | Android 8.1 |
SoC | Mediateck MT6763T (Helio P23) Octa Core |
RAM | 4 GB |
ROM | 64 GB |
Antutuスコア | 93000 |
ディスプレイ | 5.99 インチ 2160 x 1080 px フルHD+ 18:9 |
カメラ | アウト:12MP+5MP イン:16MP |
バッテリー | 10,800 mAh |
カラー | ブラック/オレンジ |
重量 | 398g |
対応バンド | 3G: WCDMA: B1/B2/B4/B5/B8 TDSCDMA: B34/B39 CDMA: BC0 4G: FDD-TLE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8 B12/B17/B19/B20 |
DOOGEE S80 の付属品
- 充電器
- USBケーブル
- OTGケーブル
- ユーザーマニュアル
- 保証書
DOOGEE S80 のデザイン
想像以上のゴツさをしているヘビー級のスマホになります。ゴツゴツとした装甲でいかにもタフネススマホっぽいですね。また、端末重量は398gとスマホの中でも最重量級の大物です。一般的なスマホが180gほどなので単純に2台分の重さになります。
DOOGEE S80が認証を受けている「IP68」防水・防塵規格は粉塵からの完全保護と水面下での使用が可能。さらに、「IP69K」とアメリカ国防総省の堅牢規格「MID-STD-810G」にも準拠しており、高温・高水圧・スチームジェット洗浄にも耐えます。-30℃〜60℃の環境下の使用も可能です。
これほどまでの耐久性だと、逆に壊してみたくなりますよねw
YouTubeにて爆竹で破壊を目論む動画がありましたが余裕で耐えていました。
DOOGEE S80 の性能
無線機能を搭載
デジタル移動無線(DMR)に準拠した無線通信が搭載されています。400-480MHz帯・受信感度-120bBmでトランシーバーとして使用することができます。
電波範囲は5~10kmとスマホ搭載の無線にしてはパワフルです。
高画質カメラを搭載
DOOGEE S90はSONYのIMX363をレンズに採用し、12MP+5MPのディアルカメラ構成となっています。F値は1.8と明るいレンズで、高画質カメラを搭載していると言えます。
インカメラはSamsungのイメージセンサーを採用し、16MPとこちらも高画質カメラを搭載しています。
また、水中での撮影も可能でアウトドアに最適です。
ミドルクラスのSoCを搭載
DOOGEE S80はSoCにMediaTek社の「Helio P23(MT6763T)」を搭載しています。これはミドルクラスのSoCであり、(MT6763T)はクロック数が最大の2.5GHzでHelio P23の中では最上位もものです。 RAM(メインメモリ)は6GBとハイエンド端末でも用いられる容量となっています。RAM単体としてはハイエンドに匹敵する大容量ですが、SoCがミドルレンジなので、やや勿体無い気がします。ただ、メモリ不足で処理に困ることはないでしょう。普段使いではもちろん、多くのゲームでも快適にプレイすることができるでしょう。
10,080mAhのモンスター級バッテリー
DOODEE S80がモンスタースマホと呼ばれる理由はデザインや端末重量にもありますが、このバッテリー容量こそがモンスタースマホなる由縁です。10,080mAhものバッテリー容量があれば、一日中ゲームをしたり動画を見てもバッテリー切れには簡単になりません。スタンバイモードなら54日もバッテリーが持ちます。
また、24Wの急速充電やQi規格のワイヤレス充電にも対応しています。 分かりやすく例を示すとiPhone XS は約2600mAhなので約4倍です。一般的なスマホの4倍と考えるとDOOGEE S80のパワフルさが分かりますね。
まとめ:DOOGEE S80 は買いか否か
ズバリ、買いではありません。タフネススマホに魅力を感じる方もいるでしょうが、これほどまでの耐久性やバッテリー容量は必要でしょうか?日常的に使用することを考えると扱いにくい印象です。
タフネススマホなら日常使いもできる「Ulefone ARMOR6」や「Blackview BV9600 Pro」をオススメします。