ASUSは、8月26日(台湾時間)にフラグシップ機「ZenFone 7」および「ZenFone 7 Pro」を正式発表しました。
ZenFone 7のデザイン
ZenFone 7は前モデル同様のギミックであるフリップカメラを搭載前モデルは2眼でしたが、本機は3眼となり、カメラの存在感が増しています。
カラーはホワイトとブラックの2色を展開
ZenFone 7は、右側面に電源ボタン一体型指紋認証センサーを配置。
3.5mmイヤホンジャックは非搭載、接続端子はUSB Type-C
ZenFone 7の性能
90Hz、6.67インチのフルスクリーンディスプレイ
ZenFone 7は、リアカメラがインカメラを兼ねるため前面にはノッチもパンチホールもありません。ディスプレイは6.67インチの完全ノッチレスのAMOLEDでリフレッシュレートは90Hz、解像度は2,400×1,080ドット、アスペクト比は20:9、HDR10+をサポートします。
フリップ式のトリプルカメラを搭載
ZenFone 7はフリップ式トリプルカメラを搭載SONY製 IMX686を採用する6400万画素のメインセンサー、SONY製 IMX363を採用する1200万画素の超広角センサー、光学3倍・デジタル12倍に対応する望遠センサーの3眼構成です。
(※「ZenFone 7 Pro」はメインと望遠に4軸の光学手ブレ補正を搭載しますが、「ZenFone 7」は非搭載です。)
このフリップカメラはモーターで180度回転し、任意の角度に設定してアングルを変えた撮影も可能です。
モーター式でのフリップカメラでは耐久性が懸念されますが、前モデル同様に自動落下検知機能を搭載。落下を検知すると、自動でカメラが格納されることで破損を防ぎます。
また、ASUSによると耐久性能はZenFone 6と比較して約2倍に向上しているとのこと。
ZenFone 6は10万回の回転テストでしたが、ZenFone 7は20万回の回転テストにクリアしているようです。
つまり、1日100回使用しても5年以上は耐える計算になります。
機能面では、メインセンサーが8K/30fpsの動画撮影、超広角センサーが4K/60fpsの動画撮影に対応しています。
無印は”865″、ProはSnapdragon 865+を搭載
ZenFone 7シリーズは無印とProの2モデルを展開先に述べたように、カメラ性能での4軸光学手ブレ補正の有無が違いに挙げられますが搭載SoCも異なります。
ZenFone 7 Proは、Qualcomm製の最新SoC Snapdragon 865+を搭載し、メモリはLPDDR5 8GB、ストレージはUFS 3.1 256GBの構成です。
また、外部ストレージにて最大2TBまでのMicroSDにも対応。
一方、ZenFone 7はSnapdragon 865を搭載し、メモリは6GBまたは8GB、ストレージは128GBに構成となります。
カードスロットはSIM×2スロット、microSDカードスロットの3スロット。通信は5G+4GのDSDSをサポートします。
5000mAhのバッテリー容量、30W急速充電
ZenFone 7シリーズのバッテリー容量は5,000mAhでZenFone 6と同様Quick Charge(QC) 4およびUSB Power Delivery(PD)に対応し、最大30Wの急速充電に対応しています。
約34分で0%から60%まで、約93分で100%まで充電することが可能です。
まとめ:ZenFone 7の総評
台湾にて発表された価格は以下の通りです。- ZenFone 7 6GB+128GB:約80,000円(21990TWD)
- ZenFone 7 8GB+128GB:約87,000円(23990TWD)
- ZenFone 7 Pro 8GB+256GB:約101,000円(27990TWD)
それでも、スマートフォンとして唯一無二のフリップカメラが大きな強みになっているのは事実です。
ZenFone 7シリーズの日本発売は未定。
ZenFone 6とようにMVNOからの発売に期待したいです。