
ASUSは7月5日(現地時間)、同社ゲーミングスマートフォンの新型モデル「ROG Phone 6」および「ROG Phone 6 Pro」をグローバル市場にて正式発表しました。
目次
ROG Phone 6 / 6 Proのスペック
Snapdragon 8+ Gen 1を搭載

前世代 Snapdragon 8 Gen 1と比較すると、CPUおよびGPUの性能が10%向上、電力効率は30%改善されており、同社公表のAntutuスコアは約111万点を記録しています。
3段階の冷却システム





ROG Phone 6の電力を使いファンとペルチェ素子で冷却し、背面温度を最大で25℃下げることが可能としています。
また、「AeroActive Cooler 6」は左右に2つずつ、計4つの物理ボタンが備えられています。

他のフラグシップ機よりも約10 FPS高く、温度は10℃程度低くなっています。

165Hz駆動、高速応答速度のディスプレイ

画面サイズは前モデル「ROG Phone 5」と同じですが、リフレッシュレートは144Hz→165Hz、タッチサンプリングレートは300Hz→720Hzにまで向上しています。
なお、リフレッシュレートはプレイするゲームに応じて60/90/120/144/165Hzの5段階で切り替えることが可能です。

120Hzでは29ms、そして165Hzでは世界最速の23msを誇ります。
ボタン操作 + ジェスチャー操作

これに加え、押したときと離したときで別の操作を割り当てられる「Press and Lift」、押している間ジャイロ操作を有効にする「Gyroscope Aiming」などの9つの新しいジェスチャー操作に対応します。
6,000mAh + 65W 急速充電


さらに、充電中のゲームプレイでできるだけ発熱を抑えるために、バッテリーを充電するのではなく電力をSoCに直接給電するバイパス充電に対応。
なお、USB Type-CポートはHDMI出力にも対応しています。
IMX 766採用のトリプルカメラ

ハイエンド機としては、控えめなカメラ構成およびイメージセンサーですが、ゲーミングスマートフォンですので仕方ないでしょう。
一応、前モデルはメインカメラにIMX 686が採用されていため、ややカメラ性能も向上しています。
IPX4の防滴

冷却のために通気口が空いてたり、ポートが多かったりと、ゲーミングスマホで耐水性を確保するのは困難でしたが、ROG Phone 6にてついに実現されました。
ただし、”防水”ではないので注意が必要です。
オーディオも強化


また、超レイテンシでロスレスな音声伝送を実現する「Snapdragon Sound」や、スウェーデンのDiracとのコラボレーションにより空間音響技術の「Dirac Virtuo」に対応します。


無印とProで大きなスペック差異はなし

違いとしては、メモリ・ストレージ構成と後述する背面の小型カラーディスプレイの搭載有無になります。
ROG Phone 6 Pro は背面に小型ディスプレイを搭載



ROG Phone 6 / 6 Proの筐体サイズは173.0 × 77.0 × 9.9 mm、重さ239g。OSはAndroid 12 (ROG UI)を搭載します。
ROG Phone 6 / 6 Proの価格

- 12GB+256GB:999ユーロ(約139,000円)
- 16GB+512GB:1,149ユーロ(約160,000円)

- 18GB+512GB:1,299ユーロ(約181,000円)
