Appleは4月20日(日本時間21日)に開催したスペシャルイベント「Spring Loaded.」にて新型iPad Proを正式発表しました。
新型iPad Proは、MacBook Air、MacBook Proにも採用されていたM1チップを搭載。これにより、前世代モデルに搭載されていたA12Z Bionicと比較してCPU性能は最大50%、GPU性能は最大40%向上しています。
また、ストレージは最大2TBまで引き上げられ、ストレージ性能も2倍以上高速化されているとのこと。
メモリは8GBと16GBが用意され、128GB、256GB、512GBストレージ搭載モデルにはメモリ8GB、1TB、2TBストレージ搭載モデルにはメモリ16GBが搭載されます。
さらに、接続ポートは従来のUSB-CからThunderbolt / USB4に強化されており、20W充電、最大40Gbpsのデータ転送、10Gbps Ethernetのサポートに加え、6K解像度のPro Display XDRなどに接続できます。
ディスプレイサイズは、12.9インチと11インチのラインナップ
12.9インチの新型iPad Proは、ミニLEDを採用したLiquid Retina XDRディスプレイを搭載しています。
前モデルのバックライトに使われるLEDが72個だったのに対し、新型iPad ProではミニLED10,000個利用されており、最大輝度は1000nits、100万対1のコントラスト比を実現します。
11インチモデルにはミニLEDは搭載されず、2020年モデルと同じLiquid Retinaディスプレイが搭載されています。
背面カメラは前世代の2020年モデルと同じ、12MPの広角と10MPの超広角(2倍光学ズーム、最大5倍デジタルズーム)、LiDARスキャナを搭載。一方、インカメラは広角レンズから超広角レンズに強化されています。
新機能の「センターフレーム」は、自動で被写体となる人物を認識し、人物が移動しても追跡し常に中心に配置するほか、映り込む人物が増えた場合には自動で画角を広げるなど調整してくれます。
新型iPad Proは5G通信に対応。(ミリ波には対応するが、利用できるのは米国のみ)
また、eSIMに対応しデータ通信のみをサポート。その他、Wi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.0をサポートします。
スピーカーは4基搭載で、Dolby Atmosをサポート。生体認証はFace IDのみでTouch IDは非対応。
筐体サイズは、12.9インチモデルが280.6mm×214.9mm×6.4mm、重さはWi-Fi版が682g、Wi-Fi + Cellular版は684g。
一方、11インチモデルは247.6mm×178.5mm×5.9mm、重さはWi-Fi版が466g、Wi-Fi + Cellular版は468g。
カラーはシルバーとスペースグレイの2色を用意
4月30日に予約受付が開始され、5月後半に発売される予定です。
価格は以下の通り。
iPad Pro 11インチ(税込)
ストレージ | Wi-Fi | Wi-Fi+Cellular |
128GB | 94,800円 | 112,800円 |
256GB | 106,800円 | 124,800円 |
512GB | 130,800円 | 148,800円 |
1TB | 178,800円 | 196,800円 |
2TB | 226,800円 | 244,800円 |
ストレージ | Wi-Fi | Wi-Fi+Cellular |
128GB | 129,800円 | 147,800円 |
256GB | 141,800円 | 159,800円 |
512GB | 165,800円 | 183,800円 |
1TB | 213,800円 | 231,800円 |
2TB | 261,800円 | 279,800円 |