Android端末でデータ通信量やバッテリーの消費を少しでも抑えたい時にアプリのバックグラウンド通信をオフにするのは有効な手段の一つです。
しかしバックグラウンド通信をオフにするとアプリの機能の一部が停止してしまい支障をきたすこともあります。
そこでこの記事ではそもそもバックグラウンド通信とは何かから始め、Android端末でのバックグラウンド通信をオフにする方法や、その注意点について解説していきたいと思います。
バックグラウンド通信とは
バックグラウンド通信とはアプリを使っていない時でも、その裏側でアプリが通信することを示します。主に下記のような目的で行われます。- 自動アップデート
- データ同期
- 位置情報の取得
- 新着メッセージの取得
このようにアプリは気が付かないところでもバックグラウンドで通信しているため、自分で意図しないデータ通信が発生しているのです。
バックグラウンド通信をオフにするメリットとデメリット
バックグラウンド通信をオフにするとアプリが起動しているときのみに通信を限定することが可能です。これによりデータ通信量の節約というメリットが得られます。データ通信量の少ないプランを利用していてバックグラウンドの通信量が多いアプリをたくさん利用している人にとっては有効な手段ですし、スマホのバッテリー消費を抑えるというメリットもあります。その一方でバックグラウンドのデータ通信をオフにすると、そのアプリの自動アップデートができなくなったり新着情報が更新されなくなってしまいます。また場合によってはアプリが正常に動作しなくなったりするケースもあるので注意が必要となります。
例えばLINEでバックグラウンドのデータ通信をオフにしていると、新着メッセージが送られてきても通知が来ない場合があります。
このような場合メッセージが届いていないわけではなくメッセージを受信するためにその都度LINEを起動する必要があるのです。
このことからバック部ラウンド通信をオフにするのは「普段はあまり使わないけどバックグラウンドのデータ通信量が多い」というアプリを選んで行ったほうが良いでしょう。また一度オフにしても簡単にオンに戻すことは可能ですので、まずはアプリを選別して試しにオフにしてみて日常の使い勝手に問題があればオンに戻すという方法が良いでしょう。
Android端末でバックグラウンド通信をオフにする方法
では、Android端末で実際にバックグラウンド通信をオフにする方法を解説していきます。 まず「設定」を開き「アプリと通知」を開きます。 アプリの一覧が表示されるのでバックグラウンドの通信をオフにしたいアプリを選びます。 選んだアプリの「モバイルデータとWi-Fi」を選択します。 バックグラウンドデータをオフにします。なおこの画面ではバックグラウンドのデータ使用料を確認できますのでオフにすべきかどうか確認できます。まとめ
いかがでしたか?Android端末のバックグラウンド通信とは何か、そのメリット・デメリットについてとバックグラウンド通信をオフにする方法を解説してきました。バックグラウンド通信をそのままにしておくとデータ通信量やバッテリーを消費してしまうので、必要なもの以外はオフにして節約したいですね。ぜひ記事で紹介した方法を試してみてください。