XiaomiのサブブランドRedmiが手掛けるRedmi Noteシリーズ
先月Redmi Note 9シリーズを発表されたばかりですが、早くもRedmi Note 10シリーズのリーク情報が出ています。
先日、当メディアでも報じたようにRedmi Note 10は既にTENAAに掲載
そして新たにGeekbenchに掲載されたデータからパフォーマンスの一部が明らかになっています。
Geekbenchのデータベースに掲載された端末は2つ
・モデル番号:Xiaomi M2004J7AC(コードネーム:atom)
・モデル番号:Xiaomi M2004J7BC(コードネーム:bomb)
端末名こそは確定できないものの、直近のTENAA認証やリーク情報から総合的に鑑みて末尾ACが「Redmi Note 10」、末尾BCが「Redmi Note 10 Pro」だと推測できます。
Geekbenchのデータベースによると、両端末ともSoCの欄に「ARM MT6875」と記されており、MediaTekが間もなく発表する「Dimensity 820」(※またはDimensity 800+)であると伝えられています。
他のSoCと比較しながらDimensity 820搭載のRedmi Note 10シリーズの性能を見ていきましょう。
Dimensity 820(ARM MT6875) | Snapdragon 765G | Kirin 980 | Snapdragon 855 | |
サンプル端末 | Redmi Note 10 Redmi Note 10 Pro | Redmi K30 OPPO Reno3 Pro | HUAWEI Mate 20 Pro HUAWEI P30 Pro | Xiaomi Mi 9 Google Pixel 4 |
シングルスコア | 644 636 | 582(中央値) 592(最大) | 707(中央値) 708(最大) | 744(中央値) 751(最大) |
マルチスコア | 2156 2634 | 1598(中央値) 1676(最大) | 2558(中央値) 2563(最大) | 2694(中央値) 2856(最大) |
また、一世代前のハイエンドSoC Kirin 980やSnapdragon 855にも迫る性能を有していることが分かります。
(Dimensity 820は、最大2.6GHzのクロック数であるとも伝えられておりますが、Geekbenchでのクロック数は2.0GHz。そのため、実際はさらに高いベンチマークスコアを記録する可能性があります。)
Redmi Note 10シリーズは、Redmi Noteシリーズとして初の5Gに対応し、ミドルレンジ端末として最高レベルのパフォーマンスを搭載することが濃厚
価格次第ですが同シリーズは、例年安価でリリースされるため世界中で大ヒットする可能性があります。
しかし、一点気になることが。
Redmi Note 10のコードネームが”atom”
Redmi Note 10 Proのコードネームが”bomb”
2つ繋げると”atombomb”日本語に訳すと「原子爆弾」
偶然かも知れませんが、先日の件を思い出します。
Redmi Note 9シリーズのPR動画に原子爆弾を揶揄する表現が含まれており、日本を中心に炎上、Xiaomi GlobalとXiaomi Japanが公式で謝罪を行う事態まで発展しました。
Xiaomi Globalの謝罪文には「社内に監査委員会を立ち上げ、二度とこのような過ちを犯さないように、今後全ての販促資料を慎重に作成し、審査するようにいたします。Xiaomiは、世界中の方々およびあらゆる文化を尊重しております。」と述べています。
その結果が、コードネーム”atom”と”bomb”の採用なのでしょうか。
通常、コードネームは一般ユーザーが見ることもない箇所ですし、前回の販促資料とは異なり開発側の設定だと思われます。
ただ、前回の1件の直後かつ、炎上したモデルの後継機となるRedmi Note 10で同じく原子爆弾を意味するコードネームの採用
どのような意図で”atom”と”bomb”を採用したのか非常に気になるところです。
ちなみにRedmi Note 9のコードネームは”merlin”(12世紀の偽史『ブリタニア列王史』に登場する魔術師)
Redmi Note 9 Proのコードネームは”curtana”(イギリス王家に代々伝わる剣の名称)
Redmi Note 9 Pro Maxのコードネームは”excalibur”(アーサー王伝説に登場する、アーサー王が持つとされる剣)
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