今月、12月1日に発表されたばかりの米Qualcomm社のハイエンドSoC「Snapdragon888」は、SONYやSamsungなどのハイエンドスマートフォンを開発しているメーカーが順次採用していくことが予想されますが、
世界初のSnapdragon888を採用したスマートフォンは、中国のXiaomiが開発している「Xiaomi Mi 11」となる見込みです。
その「Xiaomi Mi 11」の発売がどうやら年内になる可能性が高くなってきたとブログメディアGIZMOCHINAが報じています。
Snapdragon888は、現行のハイエンドSoc「Snapdragon865」の後継となるSoCで、
中国などアジア圏で縁起の良い数字である「8」を重ねた命名であり、
Sub6とミリ波どちらの5G通信にも対応していることは既報の通りです。
現行世代のSnapdragon865からCPU性能で25%、CPUG性能で35%、AI処理は完全に再設計することで最大3倍向上させたというハイエンドSoCをどのメーカーが最初に製品化するか、
多くの関係者やハイエンドスマートフォンを求めているユーザーの興味を引いていた話題でしょう。
とはいえ、発表されたばかりの新製品を実際に組み込んだスマートフォンの登場は早くても2021年春頃と考えていた方が多いのではないでしょうか。
その予想を大きく覆し、2020年中の「12月29日」に「Xiaomi Mi 11」が発売されるとGIZMOCHINAに報じられています。
GIZMOCHINAによると情報元については「the same one who informed us of the launch date of the Mi Watch Lite and that checked out」とだけ触れており、詳細な内容を明かしていません。
ただし、「Weibo(ウェイボー 微博)」の書き込みに「Xiaomi Mi 11」の発売日について触れていると思われる情報があがっており、発表日に関する情報を独自に入手したものと見られます。
また、元々XiaomiのCEOがTwitter上で、「our #Mi11 will be one of the first devices to run on the #Snapdragon888 mobile platform!」と
Snapdragon888を採用した「最初のスマートフォン」になることに自信を示していたわけですが、
実際に年内に発売されれば、このTwitter上での発言は今回のリーク情報が示すようにかなり早期に発売できる裏付けがあっての自信だったと言えそうです。
実際に12月29日に発売されるのか、発売されるとしてもどの地域にむけたものになるのか(おそらく中国国内向けの販売となるのでしょうが)は、現在のところ不明です。
ただ、詳細スペックもTwitter上などで徐々にリークされてきているため、年内発売の可能性もそう低くはないのではないでしょうか。
参考までに現時点で判明しつつあるリーク段階でのスペックも紹介しておきます。
SoC | Snapdragon888 |
メモリ | 8GB |
データ容量 | 128GB |
ディスプレイ | 6.xインチ有機ELディスプレイ (リフレッシュレート120Hz) |
アウトカメラ | 10800万画素+1300万画素(超広角)+500万画素(マクロ) |
インカメラ | 2000万画素 |
バッテリー | 4,780mAh |
生体認証 | 指紋認証、顔認証 |
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