Xiaomi CEOの雷軍(Lei Jun)氏は、Xiaomi 12Sシリーズではカメラ性能を評価する第三者機関 DxOMarkへの評価依頼を行っていないと明らかにしました。
これに伴い、同社CEOの雷軍(Lei Jun)氏は、Leicaとの提携について寄せられた質問に答える動画を公開し、その中で「今回は、DxOMarkに評価を依頼していない。」と語りました。
その理由は、Leicaの開発チームがDxOMarkよりも専門的な知識を有している上に、DxOMarkへの評価依頼が高価であることを挙げています。
DxOMarkのスコアは公平であり、信頼に値するものなのかは議論の余地がありそうですが、評価依頼の金額について「私でも少し痛みを感じるほどに高い。」と雷軍CEOが述べたことが印象的でした。
Xiaomiはこれまで多くのフラグシップ機をDxOMarkに評価依頼を行っており、昨年発表した「Mi 11 Ultra」の発表会では、DxOMarkより当時1位である143点の評価を獲得したことを引き合いに出し、世界最高のカメラ性能を有するスマートフォンとしてアピールしていました。
しかし、同社はここに来てDxOMarkのスコア重視の戦略を転換。Leicaとの提携によりDxOMarkの評価が無くてもカメラ性能が優れていることをアピールでき、ユーザーに満足してもらうことができると自信をみせています。
Xiaomi 12Sシリーズ最上位機種の「Xiaomi 12S Ultra」がDxOMarkでどれほどのスコアを出すのか、Leicaとの提携によりどれほどスコアが上がるのか気になっていた部分もありますが、評価依頼費が浮いた分で少しでも製品価格が下がれば消費者も嬉しいでしょう。
現時点では、Xiaomi 12SシリーズではDxOMarkの評価を依頼していないと述べたに過ぎず、今後の製品でも同様の方針を取るのかは不明です。
なお、今回の動画では、Leicaから提携の打診があったことも明らかにしています。
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