「8月11日」にSamsungが次期フォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold 3」と「Galaxy Z Flip 3」の発表イベントを開催することはリーク情報により既に周知の事実となっていましたが、発表イベント主催するSamsungが「Galaxy Unpacked」イベントの開催を行うことを明らかにしました。
開催予告とあわせて公開された 「Galaxy Unpacked」イベントの 告知ムービーでは、白地に格子状の罫線が引かれたかと思うと、罫線からタイル状の何かが浮かび上がり、色づいたタイルがそのまま斜めに回転し、イベント告知の画像の形になるというものでした。
明らかに「Galaxy Z Fold 3」と「Galaxy Z Flip 3」をイメージしてしまう形状になっていることと、画像の左上に表示された「Galaxy Unpacked」の文字の上には「Get ready to unfold」と画像と文字のダブルで「フォルダブルスマートフォン」の発表イベントであることを短いムービーの中で示してきました。
さらに7月27日には 「Galaxy Unpacked」イベントの概要を明かす声明文を公開し、今回の 「Galaxy Unpacked」イベント の主役が「Galaxy Z」シリーズの新モデルであることを明確に語っています。
さらにその声明文の中では、既にリーク情報で確認されている「Galaxy Z Fold 3」が「Sペン」に対応することにも触れています。
少し残念なのが、今年の 「Galaxy Unpacked」イベント では例年8月に発表してきた「Galaxy Note」シリーズの新機種の発表を行わないことも明言しているため、「もしかして…」とサプライズ的な発表を望んでいた「Galaxy Note」シリーズのファンにとっての「止めの一撃」となったかもしれません。
発表イベントまで残り日数も少なくなり、イベント告知を行うことまでは珍しくないものの、発表イベントの内容に踏み込んだ声明まで行われることは珍しいように思われますが、さらに声明文を発表した翌28日には公式トレーラーの公開も行われています。
公開された1分弱のムービーでは、歴代の携帯電話、スマートフォンの形状が次々と流れていったかと思うと、「is “good” good enough?」とただ「良い」だけで満足なのか?と今のスマートフォンユーザーを煽るようなメッセージを入れてきています。
その後、「Galaxy Z Fold 3」と思われるフォルダブル形状のなにかが開いたかと思うと、中には都市が詰まっており大きく開かれることで解き放たれるかのような構成となっています。
公式には「Galaxy Z Fold 3」、「Galaxy Z Flip 3」どちらも発表前の機種ですが、それを忘れてしまうような明日にも発表、発売イベントが開催されてしまうと錯覚してしまいそうな熱量を感じる声明文、予告ムービーとなっているように感じます。
公式にイベント告知が行われたことで正式にカウントダウン態勢に入ったわけですが、残る心配は国内での取り扱い時期、事業者そして価格ですね。
今回は「Galaxy Note」シリーズの新機種発表がないことを考えると、docomoが黙ってみているとは思えず、「Galaxy Z Fold 2」のようにau専売になる可能性は低いと推測されます。
価格は少し抑えめになるというリーク情報も出ていますが、だからといって主力の「Galaxy S」シリーズに近い価格帯に降りてくるとは想像しにくく、高価格モデルの購入者が少ないと言われる日本市場でどこまで売れ筋を維持できる価格に歩み寄ってきてもらえるかが次の注目点となりそうです。