日本国内でも販売されているSONYの人気機種Xperiaシリーズの
「Android11へのアップデート」がグローバルで開始されたと米ブログメディアのGSMArenaが報じています。
Android11へのアップデートの先頭を切ったのは、Xperiaシリーズの現行フラグシップモデルである「Xperia 1 II」で台湾でAndroid11へのアップデートが確認されているようです。
(GSMArenaの記事によると12月14日、台湾からアップデートが始まったと報じています。)
ドイツのSONY公式サイトに掲載されているAndroid11へのアップデート情報にも「Xperia 1 II」へのアップデートは「2020年12月から」となっているため、今後数週間のうちにグローバルでは多くの「Xperia 1 II」がAndroid11にアップデートされていくことが予想されます。
また、「Xperia 1 II」に続いて「Xperia 5 II」、「Xperia 10 II」の現行世代2機種と「Xperia 1」、「Xperia 5」の先代機種2機種も順次アップデート対象となっています。
Android11では、大幅なアップデートというより細かな使い勝手を改善するものが主体となっています。
チャットやSNSアプリなどの「メッセージ通知機能がわかりやすく、アクセスがスムーズ」になる通知領域の固定化などが実装されています。
その他、アプリやマイク・カメラなどの制御に対するプライバシー強化も実施され、「今回のみ」許可するという選択肢が追加されるようになります。
また、Android11自体の機能アップデートに加え、SONY独自のXperiaへのアップデートも実施されるようです。
具体的には、Cinematography Proアプリに4K HDRのスローモーション撮影が60fpsから120fpsで撮影可能となるようです。
さらに、Photography Proアプリにも新しいMRモードが追加されるようです。
Xperiaユーザーにとっては、Android11の細かな使い勝手の改善よりもこのSONY独自のアップデートの方がよほど重要なニュースと言えるかもしれません。
日本国内で販売されているXperiaシリーズはどうなるかというと、バージョンアップの時期までは明らかにしていないものの、docomoからAndroid11へのアップデート予定対象機種として、グローバルと同じ5機種が対象となっています。
ただし、日本国内の場合は各事業者の動作確認に加えて、おサイフケータイへの対応やワンセグ・フルセグといった独自機能への対応と動作確認も必要となるため、グローバルよりアップデートがだいぶ遅くなることが予想されます。
docomoなどの主要事業者よりも、事業者による動作確認やワンセグ・フルセグ機能を省略しているSIMフリー版の「Xperia 1 II」が最もアップデートが早いかもしれません。
いずれにせよ、どんどん使い勝手がよくなっていくAndroidのバージョンアップ対象機種になること、アップデートが始まることは喜ばしいことです。
その上、SONY独自のアップデートも実施されるとあれば、対象機種のXperiaユーザーの皆さんは楽しみで仕方がない状態になっていることでしょう。
アップデート開始時期の通知がまだという状況の日本国内のXperiaユーザーの皆さんはおサイフケータイや各種アプリの動作確認、対応がスムーズに進むことを祈りつつ、のんびり待つのがいいでしょう。