春先にグローバルで発表されたものの、日本国内での取り扱いの発表は10月まで待つことになったSONYのフラグシップモデルの小型機「Xperia 5 III」の発売日がついに発表されました。
Xperiaファンの方やSONYファンだけど、「Xperia 1 III」は大きすぎるとか、高価すぎるとためらっていた方にとっては待ちに待ったモデルの発売日発表と言えそうです。
「Xperia 5 III」はdocomo・au・softbankの3事業者がそろって取り扱うモデルとなりますが、3事業者ともに同じ「11月12日」に発売すると、発表も同日に行っています。
小型モデルで「Xperia 1 III」よりは価格も抑えられているとはいえ、やはりフラグシップモデルということでSoCには「Snapdragon888」を採用し、メモリは「8GB」、ストレージは「128GB」とトップクラスの性能を持つモデルとなっています。
カメラ機能には「Xperia 1 III」と同様にデジタル一眼レフカメラ「α」シリーズの技術を持ち込んだトリプルカメラを小型ボディに詰め込んでいます。
小型化と引き換えに「Xperia 1 III」のカメラ機能に搭載されている「リアルタイムトラッキング」が精度を少し落とした「オブジェクトトラッキング」に変わっていたり、ワイヤレス充電や5G通信のミリ波への対応が見送られるなど、「Xperia 1 III」からサイズを落としただけの完全互換ではなく、いくつかの項目ではトレードオフとなる機能縮小も行われています。
購入にあたっては「Xperia 1 III」とほぼ同じ性能ではあっても、完全互換ではないことは理解しておく必要があるでしょう。
また発売日はdocomo・au・softbankの3社とも同じ日になっていますが、予約の開始日や発売日にあわせて実施されるキャンペーン、そして販売価格はそれぞれ異なる設定となっています。
価格の傾向は「Xperia 1 III」と同じような傾向になっていますが、具体的な内容も見ていきましょう。
まず、docomoですが、ドコモオンラインショップでの事前購入受付は「11月9日(火)午前10時」から開始となります。
販売価格は「113,256円」で、「5G WELCOME割」を適用してMNPによる乗り換え購入を行った場合は、キャンペーンによって22,000円が割り引かれて「91,256円」となります。
分割価格は月額「2,972円」を23回払いし、最終24回目に残額「44,880円」を支払うことになります。
といっても返却しない場合は24回目に残額をまとめて返済するわけではなく、その時点で残額を自動的に24回払いに再分割するため、負担は抑えられていますが、ちょっとわかりにくい仕組みとも言えます。
再分割を行わず、「いつでもカエドキプログラム」を適用し、24回目で端末を返却した場合の実質価格は「68,376円」となります。
端末を返却する必要があるとはいえ、フラグシップモデルが7万円を切る価格で購入できるのはなかなか魅力的と言えます。
MNPで「5G WELCOME割」を適用した方の場合は、月額が「2,016円」と月々の支払額が少し下がります。24回目の支払額は変わらないため、「いつでもカエドキプログラム」によって端末を返却すると、実質「46,376円」となります。
これはdocomo以外の方で「Xperia 5 III」の購入を検討している方は乗り換えも選択肢としてはあり得るかもしれませんね。
対象機種はXperia 5 III/Xperia 5 II /Xperia 1 III、Xperia 1 IIで、特典は「Adobe Lightroom」の2カ月間無料クーポン、「Amazon Music Unlimited」の3カ月間無料クーポン、「Call of Duty:Mobile」の5000円相当ゲーム内ポイント。購入期間は2022年1月10日、応募期間は2022年1月17日まで。
また、Xperia 5 III SO-53Bと純正カバーを期間内に購入、応募するとdポイント3000ポイントをプレゼント。購入期間は2022年1月16日、応募期間は2022年1月23日まで。
次にauですが、既に予約受付を開始しています。
販売価格は、「121,405円」でdocomoより8,000円ほど高い価格設定となります。
分割価格は月額「2,915円」を23回払いし、最終24回目に残額「54,360円」を支払うことになります。
「スマホトクするプログラム」を適用し、端末の返却を行った場合の実質価格は「67,045円」となります。
最後にsoftbankですが、こちらも11月5日より予約受付を開始しています。
販売価格は「137,520円」で3事業者の中で最も高価格に位置しています。
分割価格は月額「2,865円」を48回払いと3事業者の中で最長の支払回数となっています。
購入から25か月目に「トクするサポート+」の特典利用により端末の返却を行った場合は全48回の支払のうち、半分の24回分が免除され、実質価格は「68,760円」となります。
3事業者の中で最も高額となるsoftbankですが、2年後に返却した場合の実質価格はMNPでdocomoに乗り換えた場合の「5G WELCOM割」を除けばそれほど変わらない価格帯となります。
24回目までの支払額で言うと一転して3事業者中で最安値の月額負担となるため、2年間で返却する前提で考えるのであれば、悪くない選択肢かもしれません。
さて、2年間で返却しない場合ですが、初めから48回払いのsoftbank、25回目から再分割を行うため実質的には48回払いのdocomoと違ってauの場合は「54,360円」という大きな額の支払が待っていることになるため、途中でやっぱりずっと使いたいと思った場合は覚悟が必要とも言えます。
実質的には手放す以外の選択肢は取り難いようにも思えますね。
発売日は同じ日ですが、販売価格、分割時の負担額は事業者それぞれで異なるため、どの事業者から購入するかはしっかり考えて決断した方がいいでしょう。
決断を終えたら後は発売日を楽しみに待つのみですね。
docomo (MNP+ 5G WELCOME割) | au | softbank | |
販売価格 | 113,256円 (91,256円) | 121,405円 | 137,520円 |
分割回数 | 24回 | 24回 | 48回 |
分割月額 | 2,972円 (2,016円) (25回目以降 44,880円を 再度24分割) | 2,915円 (最終回は54,360円) | 2,865円 |
(2年後) 買い替え時割引 | 44,880円 | 54,360円 | 68,760円 |
(2年後) 買い替えによる実質負担額 | 68,376円 (46,376円) | 67,045円 | 68,760円 |