2020年1月30日、SHARP(シャープ)は中国スマートフォンメーカー OPPOの日本法人 OPPO JAPANが特許を侵害しているとして特許侵害差し止め請求訴訟を東京地裁に提訴したと発表しました。
シャープは、無線LAN関連特許1件が侵害されていると主張
プレスリリースでは、「当社では、保有する知的財産権を重要な経営資源と位置付けており、当社の知的財産権が侵害されていると判断した場合は、常に厳正に対処していく所存です。 」とコメント。
シャープが販売差し止めを求めているのは以下の5機種
- OPPO Find X(2018年11月発売)
- OPPO R17 Pro(2018年12月発売)
- OPPO Reno 10x Zoom(2019年7月発売)
- OPPO Reno A(2019年10月発売)
- OPPO A5 2020(2019年11月発売)
OPPOは楽天モバイルやIIJmioなどの格安SIMでも端末の販売を行っています。
仮に、5機種が販売差し止めになった場合は、格安SIM事業者も販売をすることができなくなります。
2018年8月発売の「OPPO R15 Neo」や 2018年11月発売の「OPPO AX7」 は対象になっていません。
また、「OPPO Find X」や「OPPO Reno 10x Zoom」は日本国内よりも先に中国でも販売されているスマートフォン。中国版では特許侵害には該当せず、日本版のみ該当するのは考えにくいです。
なぜ、OPPO Mobile(广东欧珀移动通信有限公司 )ではなくOPPO JAPANなのでしょうか。
そして、OPPOは次期フラグシップ機「OPPO Find X2」の発表を控えており、日本でも発売が期待されています。こちらも発売できなくなってしまうのでしょうか。
シャープはAQUOSシリーズなどのスマートフォンを展開しており、OPPOと直接的な競合関係にある会社。
この判決次第では、日本市場の2020年のスマートフォンラインナップを大きく左右しそうです。
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