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シャープの最廉価モデル「AQUOS wish」のSIMフリーモデルが登場!


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AQUOS wish

1月14日にauとsoftbankの法人向けモデルとして発売されたシャープの最廉価モデル「AQUOS wish」ですが、その後、UQmobile、楽天モバイル、Y!mobile取り扱い事業者が増えていき、「2月18日」にとうとう「SIMフリーモデル」も販売開始となりました。
これでサブブランドを含めた主要事業者の中で「AQUOS wish」の取り扱いがないのはdocomoのみとなりました。

「AQUOS wish」5.7インチのHD+解像度のディスプレイ、SoCにSnapdragon 480、メモリは4GB、ストレージは64GB、そしてカメラはシングルカメラ構成というスペックを最低限に抑えたローエンドモデルとなっています。
本体に再生プラスチックを35%採用するという「SDGs」への取り組みを行っているモデルとしては意義のあるモデルになっていますが、各事業者があいついで販売開始するほど魅力的なモデルなのでしょうか。
各事業者ごとにどういった狙いがあるのか、docomoが採用しないのはなぜなのか、シンプルすぎるほどシンプルなモデルなのに不思議な立ち位置に立ってしまったモデルともいえるかもしれません。

シンプル過ぎるほどシンプルな仕様

スペックを最低限に抑えたことで価格もシャープのモデルの中で最廉価になっており、スマートフォンにカメラ性能やゲームなどのコンテンツ利用による体験価値を求めない電話機能とSNSアプリなどのコミュニケーションツールとしての利用目的に限定して機種選びをするのであれば、高スペックなモデルは必要なく、カメラもシングルカメラでも十分かもしれません。

あるいは間もなくサービス終了を迎える3G携帯電話を利用中のユーザーの受け皿として考えているのかもしれません。
そうであれば最廉価モデルを確保しておくことで3G携帯電話の終了時にユーザーに価格負担を抑えた状態で引き続き利用してもらったり、他社ユーザーを引き込むことに一役買う可能性もあります。

ただ、シャープのスタンダードモデルとしての位置付けになっている「AQUOS sense6」との価格差、性能差を考えた際にそこまでの価格差だろうかと疑問に感じてしまう部分もあります。
「AQUOS sense6」であれば価格の上乗せはあるものの、カメラはトリプルカメラになり、ディスプレイもFHD+で美しいIGZO OLEDディスプレイになっているため、満足度も高く、カメラの利用頻度が増えてきた場合にも満足度を下げる要素はほとんどないでしょう。

AQUOS sense6の方が満足度は高い

docomoが「AQUOS wish」の取り扱いを行わなかったのは、「AQUOS sense6」の方が総合的な満足度は高いことに加えて、あんしんスマホやらくらくスマートフォンなど他にも価格を抑えた初心者向けスマホをそろえてあるからかもしれませんね。

スペックを求めないユーザーが一定数存在することも事実ですし、「SDGs」への取り組みも意義あるものとして増えていくのでしょうが、性能への割り切り方から長く使ってもらうことを想定しているのかという意味ではやや疑問を感じてしまいます。
「AQUOS sense」シリーズのように存在感をしっかり残していくモデルとなるのか、SIMフリーモデルも含めた各事業者モデルの売れ行きを見守っていきたいモデルかもしれません。

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