「Galaxy Z Fold 3」や「Galaxy Z Flip 3」といったフォルダブルスマートフォンの次期モデルの発表に向けてカウントダウンに入りつつあるSamsung。
そして、新たにフォルダブル以外の拡張可能な形状を持つスマートフォンについてもラインアップとして計画していることを裏付ける商標登録が欧州連合知的財産庁(EUIPO)に2件登録されたことがオランダメディアLetsGoDigitalによって報じられています。
「Galaxy」のキーワードが入っていないため、登録された商標はスマートフォンの名称そのものではないと考えられますが、新しいタイプのスマートフォンの特徴であったり、ディスプレイの名称として採用される可能性が考えられます。
登録された商標の1つは「Samsung Z Roll」というもので、「Galaxy Z」シリーズと共通する「Z」の文字が商標に入っています。
「Roll」については、そのものずばり「ローラブルタイプ」のディスプレイを指すものでしょう。
商標の説明文の中には「Smartphones」という記述とあわせて「Electronic pens for smartphones」という記述があることから「Sペン」をサポートすることを前提としているようです。
もう1つの商標はディスプレイの形状というよりは、拡張する際の動作をイメージしたものでしょうか、「Samsung Z Slide」という名称になっています。
やはり「Z」シリーズであることを示す文字が入っており、「Sペン」をサポートすることを前提としているようです。
ローラブルタイプのスマートフォンは、「Display Week 2021」の出展で「Slidable」というキーワードとあわせて紹介していたことから、この「Z Slide」の方が商品化された際のキーワードとしては近いのかもしれません。
今年はまだ「Galaxy Z Fold 3」や「Galaxy Z Flip 3」といったフォルダブルスマートフォンを商品として成熟させることを重点に置いているでしょうから、「Z Slide」や「Z Roll」という商標が実際のスマートフォンに結び付くのは早くても来年年明けになると予想されます。
その時、どのような驚きとあわせて製品を見せてくれるのか、今から楽しみですね。