日本国内でもSONYのXperiaシリーズ、SHARPのAQUOSシリーズと並ぶ高性能かつ人気シリーズがSamsungのGalaxyシリーズです。
その現行ハイエンドモデルGalaxy S20シリーズとGalaxy Note20シリーズが、グローバルでAndroid11へのアップデートを開始したとAndroid Headlineが12月14日に報じています。
韓国や台湾といったアジア圏ではなく、アメリカのAT&TモビリティでAndroid11へのアップデートを実施したユーザーの報告があったようです。
Android11へのアップデート以外にGalaxyシリーズに搭載されているSamsungのホーム画面アプリ「One UI」もあわせて「One UI 3.0」にアップデートされ、ホーム画面のデザインの刷新や使い勝手の向上を図ったとみられます。
と、ここまでなら国内に投入されているスマートフォンのアップデートがグローバルで始まったという話で、国内向けへのアップデートを待ちましょうというものなります。
しかし、今回はAndroid HeadlineがグローバルでのAndroid11へのアップデートを報じた2日後の12月16日に、国内向けにGalaxy S20シリーズの販売を行っているdocomoとauがあいついでAndroid11へのアップデートを開始したと発表しています。
Xperia 1 IIのAndroid11へのアップデートがグローバルで始まったニュースでも触れましたが、通常国内向けモデルではおサイフケータイやワンセグやフルセグなどの独自部分への対応が必要となるため、グローバルのアップデートが実施されたとしても、同じ内容が国内向けに提供されるにはそれなりの時間が必要となります。
それがわずか2日後に追随するというのは、国内ユーザーとしては非常にうれしいニュースではありますが、かなり異例なことと言ってもいいほど迅速な対応と言えるでしょう。
また、docomo版では、「Galaxy S20」は複数の電波を束ねて利用することで高速通信を利用可能とする5Gのキャリアアグリケーションに対応し、受信速度が最大で3.4Gbpsまで向上させるアップデートも実施しています。
同じくdocomo版の「Galaxy S20+」では5Gのキャリアアグリケーションとともに通常の5G周波数(Sub6)より高速通信が可能となるミリ波にも対応することで受信速度が最大で4.1Gbpsまで高速化されます。(最大速度は理論値)
auでは、docomoが取り扱っていない「Galaxy S20 Ultra」もグローバルと同様にアップデート対象となっています。
ただし、docomo・auともに「Galaxy Note20 Ultra」はAndroid11のアップデート対象となっておらず、まだ少し時間を要するようです。
docomo版の「Galaxy Note20 Ultra」は「Galaxy S20+」と同じように5Gのキャリアアグリケーションとミリ波対応のアップデート対象になっているだけにAndroid11もあわせて実施とならなかったのは少し残念です。