2019年6月、韓国Samsungと米AMDは戦略的パートナーシップを締結したことを発表。
AMDのグラフィック技術を搭載したSoCの開発は順調に進んでいるようです。
Samsungは、現在Exynos SoCにMaili GPUを搭載していますが、次世代のExynosにはAMDのGPUテクノロジーを採用するようです。
今回、AMD製のRDNA GPUを搭載したExynos 1000とされるGFXベンチマークスコアがリークされたため、情報をまとめていきます。
画像より、AMD製のRDNA GPUを搭載したExynos SoCは、3Dグラフィック性能を測定するGFXベンチマークManhattan 3.1で181.8FPSのスコアをマークしたとされています。
これは、Qualcomm Snapdragon 865に搭載されているAdreno 650のベンチマーク結果より約1.5倍高いスコアで、グラフィック性能が非常に優れていることが分かります。
また、同ベンチマークのAztech標準テストでは138.25FPS、高設定テストでは58FPSをマークしており、こちらもSnapdragon 865に搭載されているAdreno 650のベンチマーク結果より最大約3倍高い性能を発揮しています。
2020年のフラグシップSoCであるExynos 990とSnapdragon 865を比較した場合、Exynos SoCはQualcomm製のSoCより、CPUやGPU性能が劣っていますが、AMD製のRDNA GPUを搭載することによってこの性能差が縮まることが期待できます。
今のところSamsung Exynos 1000は、5nmプロセステクノロジーを使用して、2020年後半または2021年初頭にリリースされると予想されています。
もしかしたら、QualcommのSnapdragon 875とも良い勝負をするかも?
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