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Samsung、ハイエンドSoC「Exynos 2200」を発表!AMD RDNA2を採用、レイトレーシングに対応


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Exynos 2200

Samsungは同社フラグシップSoC「Exynos 2200」を正式発表しました。
Exynos 2200は、AMDのRDNA 2アーキテクチャを採用したGPU「Xclipse」を内蔵しており、同社の次期ハイエンドスマートフォン「Galaxy S22」シリーズにて搭載予定となっています。

Samsungは2019年6月にAMDと戦略的パートナーシップを締結したことを発表。そこから、Samsungの独自SoC「Exynos」にAMDのグラフィック技術を用いたGPUを内蔵させることを目指しており、それが実現した形となります。

Exynos 2200は、AMD RDNA2アーキテクチャをベースにした独自GPU「Xclipse」を搭載。
このRDNA 2アーキテクチャを採用したことにより、スマートフォン向けでは初となるレイトレーシングや、可変レートシェーディング(VRS)など高度なグラフィック技術に対応します。
また、全体的なパフォーマンスと効率を高めるAdvanced Multi-IP Governor(AMIGO)といった技術も採用されています。

上記のイメージは、Exynos 2200に搭載されるXclipse」とその他のGPUでのゲームプレイにおいてのグラフィックを比較したものです。
比べてみると一目瞭然ですが、Exynos 2200ではレイトレーシングが有効になっており、光や影が現実世界に近いかたちで表現されています。

家庭用ゲーム機ではPS5やXbox Series S/Xがレイトレーシングに対応していますが、いずれもAMDのRDNA 2アーキテクチャが採用されています。これが、SamsungのExynos 2200にも搭載されるのですからゲーマーにとっては期待大でしょう。

Exynos 2200

そして、Exynos 2200は、4nmプロセスにて製造されており、Armv9ベースの8コアCPU(Cortex-X2コア×1、Cortex-A710コア×3、Cortex-A510コア×4)を搭載します。

CPUの構成は、Armv9採用のフラッグシップSoCであるQualcommの「 Snapdragon 8 Gen 1」とMediaTekの「Dimensity 9000」と全く同じになります。ただし、Exynos 2200の各コアのクロック周波数は明かされていません。


一方、AI向けのNPUは従来比2倍のパフォーマンスを発揮。通信面では、Sub-6およびミリ波をサポートする5Gモデムを内蔵し、E-UTRAN New Radio – Dual Connectivity(EN-DC)による4G LTEと5G NRの同時接続により、最大10Gbpsの速度を実現するとしています。
また、暗号化キーの保管やRoot of Trustを担うiSE(Integrated Secure Element)なども内蔵します。

その他、最大2億画素、8K動画撮影、最大120Hzの4Kディスプレイ、または144HzのQHD+ディスプレイに対応します。

Samsungによると、Exynos 2200は既に量産を開始しているとのこと。
同社の次期ハイエンドスマートフォン「Galaxy S22」シリーズにて一部の地域で搭載予定となっています。

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