
Qualcommの次期ハイエンドSoC、Snapdragon 8 Gne 2はTSMCによって独占的に製造され、電力効率が大幅に向上すると伝えられています。
つまり、Qualcommの次期旗艦SoC「Snapdragon 8 Gen 2 / Gen 3」はTSMCによって独占的に製造されることとなります。また、Samsungは2025年まで最先端プロセスの重要な顧客を失うことを意味します。
以前より、Samsungの低い歩留まりが懸念されており、これが製造委託先の切り替えの大きな要因となっている模様です。
Snapdragon 8 Gen 1はSamsungの4nmプロセスで製造されますが、その歩留まりは35%であると伝えられています。これは、Snapdragon 8 Gen 1をSamsungが100個製造しても、実際にメーカーに出荷できるのは35個ということです。
その一方で、TSMCの4nmプロセス製造の歩留まりは70%であり、Samsungの2倍にも及びます。
Snapdragon 8 Gen 2の詳細な仕様は判明していませんが、電力効率の改善は先述したTSMCへの製造委託先の切り替えが影響しているのでしょう。
なお、Qualcommの次期ハイエンドSoC「Snapdragon 8 Gne 2」は例年よりも早く、今年11月中にも発表される見込みです。