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【競争激化】Qualcomm VS MediaTekの5G SoCの価格競争が始まる


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MediaTek 5G SoC

現在様々な要因が重なり多くの電化製品の需要が低下しています。
もちろん、スマートフォンも例外ではなくプロセッサーを始めとした様々なコンポーネントが影響を受けています。

4月24日、外国メディアは、この状況下にてQualcommとMediaTekのあいだで2020年第2四半期に5G SoCの価格競争が激化すると報じています。

QualcommとMediaTekは、5G SoCを供給できる数少ないメーカーであり、HUAWEIやSamsungのようにスマートフォンの製造は行なわず、SoCの製造が主要のビジネスとなります。

そのため、SoCの出荷数が減ると企業としての売上も総じて減少します。
これを避けたい両メーカーは、否が応でも価格を下げて出荷数を増やすことで売上を伸ばそうと画策しています。

ハイエンドSoCはQualcommのSnapdragon 865の一強状態が続いており、おそらくミドルレンジSoCの価格競争が勃発すると推測できます。

Qualcommは、Snapdragon 765とSnapdragon 765G
MediaTekは、Dimensity 1000とDimensity 1000L、Dimensity 800が5Gに対応したミドルレンジ向けSoCとして挙げられます。

これら既存のSoCの価格を下げるのか、新たに5G対応の低価格SoCを開発するのか明らかになっていませんが、5Gスマートフォンの価格が下がる一因になることでしょう。

2020年1月に中国情報通信研究所は、Snapdragon 765が30%引きの40$に割引され、Dimensity 1000の60$より大幅に安くなった。
これを受けて、Xiaomi、OPPO、vivoはSnapdragon 765の発注にシフトしたと報じています。

1月にQualcommの突然の割引で苦渋をなめたMediaTek。先日のMediaTekのベンチマーク不正の件で舌戦を繰り広げたQualcomm。両メーカーが遂に正面から激突します。
どちらのSoCに軍配が上がるのか非常に注目です。

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