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OPPO、独自SoCの開発を強化。MediaTek元副社長やエンジニアを引き抜き


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OPPO

中国メーカーOPPOは、独自モバイルチップの開発に向けた取り組みを強化し始めました。

自社SoCを開発することで米国のサプライヤーへの依存を減らし、HUAWEIが現在苦労しているような外部環境の影響を抑えることで国際的な競争力を高めることが狙いだとみられています。

OPPOはチップ戦略の一環として、世界第2位のモバイルチップ開発企業 MediaTekの幹部数名と中国第2位のモバイルチップ開発企業 UNISOC(紫光展锐)のエンジニアを複数名採用し、上海にチップチームを設立。

採用された人の中には、MediaTekの元副社長兼COOであるJeffery Ju氏が含まれており、MediaTekで5G SoCの開発に関わる幹部も1~2ヶ月後にOPPOにジョインすることが決まってると言います。

また、同社はQualcommやHUAWEI小会社のHiSliconからエンジニアを迎え入れる準備も進めているとのこと。

OPPOは日経アジアンレビューの取材に対し、「既にチップに関連する能力を有している」と述べ、「研究開発への投資は製品の競争力とユーザーエクスペリエンスを強化するためのものである」と語りました。
ただ、チップ開発エンジニアの採用に関する質問には直接回答しなかったとのこと。

一方、MediaTekはコメントを拒否したとのこと。

2019年11月に初めて公になったOPPOの自社SoC開発
表には情報が全く出てこないものの、開発は着実に進んでいることでしょう。

しかし、自社SoCの開発は容易ではありません。
Hisliconは設立から4年後の2008年に初のSoC「K3V1」を発表

また、Xiaomiも自社SoCとして2017年に「Surge S1」を発表しましたが、それっきりで後継SoCは開発されていません。

これらの前例を踏まえると、製品化し発表されるまで数年はかかり、発表されたとしても後継SoCが必ずリリースされるわけではありません。

言い換えれば、自社SoCの開発で大成功を収めれば強固な競争力を得ることができます。
現在、スマートフォンメーカーとして自社SoCを有するメーカーはSamsung、HUAWEI、Appleのみ。
そう、ご存知の通り世界のスマートフォンシェア上位3社です。この中にOPPOも加わることになるのでしょうか。

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