OPPOは10月中旬にAndroid 12をベースにしたカスタムROM「ColorOS 12」をグローバル市場で発表いています。
まずは、インドネシア、タイ、マレーシアで「OPPO Find X3 Pro」向けに「ColorOS 12」の一般向けベータ版(Public Beta)提供されており、その後1カ月~2カ月で、ほかの国やデバイスで展開する予定としています。
この「ColorOS 12」の新機能として提供される「PC Connect」の詳細が公式より明らかになりました。
「PC Connect」は、OPPO製のスマートフォンとWindows PCを接続し、ファイルの共有や画面の共有などをシームレスに実現する新機能となっています。
まず、設定方法ですが接続先となるWindows PCで公式サイトから「PC Connect」をダウンロードします。(※12月1日時点では未公開)
そして、Windows PCに接続したいOPPO製スマートフォンにて設定→接続と共有→クイック デバイスコネクトの順に進み、BluetoothまたはQRコードをスキャンすることでPCとスマートフォンが接続されます。
以下にて、「PC Connect」で利用できる主な機能を紹介していきます。
PCのデスクトップ上にスマートフォンの画面が表示され、ファイルをドラッグアンドドロップするだけでPCとスマートフォン間で最大45MB/秒の速度でファイルを共有することができます。
また、スマートフォンの画面をPCに画面共有して、キーボードやマウスでスマートフォンの操作をすることも可能です。つまり、スマートフォン向けのモバイルゲームをPC画面でキーボードとマウスを使ってプレイすることも可能となります。(もちろん、アプリごとに相性問題もあるでしょう。)
もちろん、スマートフォンの通知や着信もPCに同期されます。
OPPOは、早ければ2022年2月にも「PC Connect」が利用可能になると伝えています。
PC側の要件はOSがWindows 10 18362以降、CPUにIntel Core i3 2.4GHz以上を搭載。そして、2018年10月以降のWi-Fi Direct、およびBluetooth4.1以降が搭載されている必要があります。
スマートフォン側の要件は「ColorOS 12」を搭載するOPPO製スマートフォンである必要があります。
Microsoftが提供し、Windows 10に標準搭載されている「スマホ同期」と呼ばれる機能がありますが、決して使い易いとは言えません。また、便利な機能は一部のGalaxy端末にのみ解放されており、全てのAndroidユーザーに適している訳ではありません。
そこで、HUAWEIのマルチスクリーンコラボレーションと言ったように各メーカーは独自にスマートフォンとPCを接続するソフトウェアの提供を進めています。
Xiaomiも「MIUI 13」にて同じような機能の提供を予定していると伝えられていますが、まずはOPPOが一足先にリリースする形となりそうです。
OPPOの「PC Connect」は早ければ2022年2月に利用可能となる予定です。