OnePlusは、「OxygenOS」と「ColorOS」を独立して開発し続け、この二つを一つのOSとして統合する計画の中止を正式に発表しました。
OnePlus 創業者兼CEOのPete Lau氏は、「OxygenOS」と「ColorOS」を統合する計画を中止し、それぞれを独立して開発・提供することを発表しました。
昨年9月にOnePlusは、OxygenOSとColorOSを統合し、OxygenOSの高速でシンプルな体験とColorOSの安定性と豊富な機能の良いところをそれぞれ足した全く新しい統合OSを開発中であると発表。
そして、その統合OSは2022年のフラグシップ機「OnePlus 10」シリーズにプリインストール予定としていました。
しかし、蓋を開けてみれば今年1月に発表された「OnePlus 10 Pro」に搭載されているOSは、中国版ではColor OS12.1、グローバル版ではOxygenOS 13がプリインストールされています。(※グローバル版の発表はまだですが搭載OSが先んじて公表されています。)
「OnePlus 10 Pro」の発表時に統合OSの発表も期待していた人もいるかと思いますが、その話が触れられることなく発表会を終わってしまいました。
そして、2月28日にPete Lau氏が統合OSのプロジェクト中止を明らかにした運びとなります。
同氏によると、OxygenOSとColorOSは引き続き同じコードベースで開発され、より高速な更新とより良い品質を可能にしますが、OxygenOSとColorOSは独立したOSのまま提供されるとしています。
Pete Lau氏は、この統合OSの中止について、OxygenOSとColorOSの多くのユーザーが各OSが独立して提供されることを望んでいるというフィードバックに基づいて決定したとしています。
また、同氏はOnePlusの次期OS「OxygenOS 13」が現在開発中であり、OnePlusのユーザーが長年慣れ親しんだ体験を提供すると同時に、高速でスムーズな体験、負担のないデザイン、使いやすさなど、これまでのOxygenOSの特徴を維持したいと考えています。と述べています。
つまり、内部的にはOxygenOSとColorOSのコードベースは統合されていますが、OS自体が統合されることはなくなり、OnePlusユーザーはグローバル版のOnePlus端末では、これまで通りOxygenOSがプリインストールされることとなります。(※中国版ではColorOSがプリインストールされます。)
OnePlusファン、特にOxygenOSファンにとっては朗報でしょう。
そんなOxygenOSを搭載するグローバル版「OnePlus 10 Pro」は2022年3月に発表予定であると公式に明らかになっています。
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