4月4日、MEIZUは中国「清明節」に際して行った発言を謝罪し、公式Weiboアカウントの2日間の活動休止を発表しました。
MEIZUは3月に、Flyme 9を搭載した「MEIZU 18」および「MEIZU 18 Pro」にて広告0、プッシュ通知、サードパーティー製のプリインストールアプリ0の「三零手机(3つの0のスマートフォン)」を実現したことを発表。
MEIZUは、昨今のスマートフォンにおいて製品価格の低価格化が広告導入やサードパーティー製アプリのプリインストールに繋がっており、その低価格化の結果、ユーザーが増えて更に広告の数が増える悪循環が発生していると分析。
同社はこの流れを断ち切るために、利益よりも優れたユーザー体験を優先したとしています。
大変素晴らしい企業努力ですが、問題はこのプロモーション活動でした。
先述した、広告の廃止を宣伝するために同社はWeiboにて4月4日の清明節に以下のような投稿を行いました。
「殺された広告を記念してー清明節ー」
「清明節」とは、先祖を偲ぶ墓参りを行う中国の伝統的な祭日。日本で言う「お盆」のようなものです。
本来であれば先祖を敬う日である「清明節」をネタにするかたちで “殺す” や “記念する” を含むコピーライティングは、大きな議論を巻き起こしWeiboのトレンドにもランクインするほど問題視されました。
多くのユーザーからMIEZUに対して、厳しい意見や批判が寄せられ、同社は該当の投稿を削除。
この問題に関するWeibo上の投稿は、約2時間で3万件以上にも及びました。
「MEIZU18シリーズの広告のないシステムのメリットをユーザーに知ってもらおうという思いで、大事な日に不適切な言葉を使用してしまいました。私たちは心から謝罪し、同時に今後はより厳格に管理し再発防止に努めます。」と述べ、公式Weiboを2日間活動休止するとしています。
「皆さんの意見は真っ当であり、受け入れると同時に心からお詫び申し上げます。該当のコピーライティングを行った社員は自分を責めて泣いていますが、すべての責任は私にあります。少なくとも1日1つ以上は(MEIZU 18シリーズに)関連するコンテンツを投稿するよう指示しており、そのプレッシャーが社員の判断を歪めてしまった。」と述べています。
未だに、「謝罪文にもMEIZU 18の宣伝を行うのか。」と言った批判も寄せらていますが、迅速な対応で炎上は収まりつつあります。