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【史上初】MediaTekがQualcommを抜き、世界シェア1位に!2020年第3四半期


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市場調査会社 Counterpointが12月24日、公開したレポートによると、2020年第3四半期にMediaTekはスマートフォンチップセットの世界シェアで1位になったことが明らかになりました。

2020年第3四半期、MediaTekのSoCを搭載したスマートフォンが世界中で1億台以上も販売され、世界シェア31%を獲得。

同社のSoCは、100ドルから250ドルの価格帯のスマートフォンに搭載されることが多く、同価格帯で他のSoCを搭載するモデルよりもパフォーマンスが優れています。

それに加えて、インド市場でのシェア拡大やXiaomiへ前年同期比3倍以上の供給、制裁強化によりKirinの部品を調達できないHUAWEIに代替SoCとして提供したことで中国市場でのシェアの底上げなどが要因として挙げられています。


一方、Qualcommの世界シェアは29%で2位
続いてHiSliconが12%、Samsungが12%、Appleが12%と横並びが続いています。


これまで世界シェアで不動の王座であったQualcommでしたが、MediaTekに抜かされたことで首位陥落。
四半期ベースと言えども、MediaTekがQualcommに市場シェアで勝ったのは史上初めてとなります。


しかし、先の世界シェアは5Gスマートフォンと4Gスマートフォンを含めたものとなります。

2020年第3四半期、5Gスマートフォンに搭載されるSoCのみで見た場合、Qualcommが39%の世界シェアを獲得しており、5G SoC市場では依然として強さを示しています。


これまで、フラグシップ機を中心に5G対応が行われていましたが、昨今ではミドルレンジ機でも5Gに対応する端末が増えています。

そして、当然ながら今後予測されるのが低価格帯であるエントリー機での5G対応です。
エントリー機でQualcommの5G対応SoCを搭載することは現実的でなく、価格の安いMediaTekの5G対応SoCが搭載されると考えるのが妥当でしょう。

これまで長く一強だったQualcommですが、ハイエンド SoCでもSamsungの開発する「Exynos 2100」は「Snapdragon 888」に性能で検討しており、スマートフォン向けSoC市場のパワーバランスが再構築されつつあります。

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