Lenovo Group 副社長兼Lenovo Mobile CEOであったChang Cheng氏は2020年1月2日付けでXiaomi Groupの副社長に就任することが明らかになりました。
しかし、翌1月3日Lenovoが法的な問題としてChang Cheng氏を巻き込む可能性がある声明を発表しました。
Lenovoの声明によると、同社で働く全ての社員は”競業避止義務契約”を締結しており、この契約には、退職後に競合他社への一定期間の就職を禁じることを定めた条文が記されているとのこと。
したがって、Lenovo退職から1ヶ月未満でXiaomiに就職したChang Cheng氏は法的な問題に違反していると主張します。
Lenovoは違反が認められた場合、法的枠組み内での遡求を求めると述べています。つまり、Chang Cheng氏が競業避止義務契約を遵守しない場合は訴訟が提起されることでしょう。
Lenovo側は元副社長でモバイル部門の元CEOである人物が競合他社で働くことを見過ごすわけにはいかないでしょう。一方、Xiaomi側も同社の副社長として歓迎した人物を簡単に手放すこともないでしょう。
新年早々、思わぬ形でLenovo VS Xiaomiの構図ができてしまいましたが、どのような結末を迎えるのでしょうか。
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