背面デザインに巨大な2つのサークルを配置したデザインのレンダリング画像がリークされたことでLeicaとの協業などカメラ機能に力を入れているHuaweiがどういった意味を込めてくるのか気になっている方も少なくないHuaweiの次期モデル「HUAWEI P50」シリーズですが、今回モックアップの写真がリークされたことを米メディアPhoneArenaなど複数のメディアが報じています。
先日、背面に配置された2つの巨大なサークルへのカメラレンズの配置について2種類のデザインがリークされていることを報じましたが、このモックアップ写真から各サークルにつき2つのレンズを配置したクアッドカメラデザインになることが判明したと言えるでしょう。
今回はリークされた情報はモックアップ写真のみであり、カメラ機能の詳細スペックに関する情報は含まれていないため、2つのサークルの意味が単なるデザインなのか、サークルそれぞれになにか意味をつけているのかは不明です。
ただ、この配置、形状ではこれまで採用していたペリスコープレンズのような特殊レンズは採用できないでしょうから、この配置が確定版であるならば、望遠性能をあきらめる代わりにどういった機能を盛り込んでいるのかという点も気になるところです。
このカメラ配置では現行モデルよりカメラ性能が削られる可能性があるという意味では、以前紹介した2つの背面デザインのうち、各サークルにつき2つのレンズを配置したクアッドカメラデザインは正解としても、このデザインがシリーズ共通デザインとなるのかについては疑問の余地があると言えそうです。
具体的には無印版は今回リークされたクアッドカメラデザインで確定としても、「HUAWEI P50 Pro」のような上位モデルには以前紹介したデザイン情報のうちの1つ目のように異なるカメラ配置を採用する可能性はまだ残っていると言えるでしょう。
また、今回リークされたモックアップ写真が製品化に向けてどの段階のモックアップなのかも気になるところです。
以前紹介したイメージデモムービーと比較するのもおかしな話ですが、モックアップとはいえ、協業しているはずのLeicaのロゴが未配置であったり、よく見ると下側のサークル内に配置されているレンズ位置にずれが発生しているようにも見え、モックアップデザインの完成度としてはまだ低いようにも見えます。
うがった見方かもしれませんが、デザイン確定に向けていくつか試作されたモックアップのうちの1つということも可能性としては考えられるかもしれません。
さらに、カメラ機能以外にもこのモックアップ写真からわかる情報がもう1つあります。
現在、Huaweiはアメリカによる制裁措置による影響からGoogleのサービスを利用することができず、「Huawei P40」シリーズなど現行モデルのOSはAndroidベースの独自UIである「EMUI」を採用しています。
そのOSをいよいよHuaweiが独自に開発したHarmonyOSに切り替えようとしていることがモックアップ写真のディスプレイ部のイメージ画像に記載されたOSロゴから読み取ることができます。
Googleが提供するAndroidOSを利用できなくなったことから後発で開発することになった経緯のあるHarmonyOSですが、果たして実際にスマートフォンに搭載されることでどのような魅力ある機能を見せてくれるのかも気になるところです。
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