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HUAWEI、Googleサービス代替品の最終決定へ。年内に発表予定


投稿日:2019年12月25日 更新日:

Huawei Mobile Services

HUAWEIは米国による禁輸措置の影響で現在もGoogleなどの米国企業との一部取引が困難な状況になっています。
同社は、自社の独立性を高め欧米企業への依存度を下げようと動いています。

伝えられるところによれば、HUAWEIは独自サービスを推進し、2020年までにスマートフォン向けのGoogleサービスを置き換える予定です。
この代替品は「Huawei Mobile Services」と呼ばれ、2019年末までに発表されるとしています。

最近のレポートによるとHUAWEI CEO兼Honor India CEOであるCharles Peng氏は今後のサービスのアプリエコシステムについて以下のように語っています。
「同社の独自アプリケーションストア上での可用性を確保するために、インドで上位150の人気アプリの開発者と協議してきた。」
つまり、 Huawei Mobile Services にはGoogle Play ストアが存在せず、多くのアプリ開発者を独自のストアに持ち込む必要があるのです。

Huawei app
しかし、FacebookやInstagramなどのSNSは世界的に非常に人気のあるアプリケーションの1つです。現在、これらのアプリはHuawei アプリストアには含まれていません。
仮に、Googleサービスの代替品をリリースしたとしても、HUAWEIは人気のあるアプリを自社のアプリストアに含める必要があるのです。

また、Googleのアプリの中にはPlayストアだけでなく、GoogleマップやYouTubeなどが存在します。
中国国内では、それらに取って代わるアプリがもとから存在しているため影響は、ほとんどないのですが日本はもちろん世界2位のスマートフォン市場であるインドでもGoogleサービスへの依存度は高いのは事実です。

HUAWEIはこれらの問題を解決し、多くのユーザーに歓迎される「Huawei Mobile Services」をリリースすることができるのでしょうか。
現在のところ、地図・支払い・ゲーム・メッセージの代替アプリが確認されており、同社は2019年末に詳細を正式発表する予定です。

同社は既にGoogleアプリなしのスマートフォンをリリースしています。
筆者は、Googleアプリなしの「HUAWEI Mate 30 Pro 5G 中国版」を購入し、使用しています。ハードウェア・ソフトウェアともに非常に完成度が高く、2019年12月現在において最高のスマートフォンの1つとして評価しています。
しかし、日本での使用を考えるとGoogleサービスが使えないだけで非常に不便。(自分でGoogleサービスを入れることは可能)
早くにこの問題が解決し、他のスマートフォンと同じようにHUAWEI製スマートフォンを評価できるようになることを願います。

~追記~
Huawei Mobile Services(HMS)は、Google Mobile Services(GMS)と連携して機能することが明らかになりました。
詳しくは以下の記事をご覧ください。

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