Counterpoint Researchのデータによると600ドル〜800ドルの価格帯での中国市場シェアでAppleがHUAWEIに抜かれたことが分かりました。
Appleの中国市場でのシェア拡大をしばらく前から続いており、昨年までは継続してTOPの座に君臨し続けていました。
しかし、2018年第1四半期は82%の市場シェアでしたが2019年第1四半期は37%のシェアに留まっています。
これとは対照的にHUAWEIは2018年第1四半期は10%の市場シェアでしたが、2019年第1四半期は48%まで伸ばし、前年度比38%増のシェアを確保しました。
米国の規制による海外でのスマートフォンの売上低下の影響を軽減するために、同社が国内市場に焦点を合わせた結果だと思われます。
しかし、Appleは依然として800ドル以上の価格帯でのスマートフォン市場のシェアを独占しています。
HUAWEIが14%なのに対し、Appleは74%とこのセグメントでは大幅にリードしています。
ただ、前年比でみるとAppleは16%減少したのに対し、HUAWEIは12%増加しています。
これは、HUAWEIが「Mate X 」のような1000ドル以上の価格帯のモデルを展開すれば、このギャップを埋められることを示しているのではないでしょうか。
今後、中国市場での高価格帯スマートフォンのシェアの取り合いは、より加熱しそうです。