
HTCは当初、2022年第2四半期に発売を予定していた新型スマートフォンがCOVID-19でのサプライチェーンの影響により遅れていると説明しました。
また、発表予定のフラグシップ機は、「Viveverse」と呼ばれるHTC独自のオープンソースメタバースプラットフォームを統合し、VRおよびARに焦点を当てたスマートフォンになるとしています。

しかし、プロジェクトが進行中であることは間違いないようです。
HTC台湾は、公式Facebookにてユーザーの「以前言っていたスマートフォンはどうなった?」のコメントに対し「当初第2四半期に予定されていた新型スマートフォンの発売は、サプライチェーンの混乱により遅れています。」と回答しています。
遅延により発売がいつに延期されたのかは不明ですが、HTCが新型スマートフォンの発売を予定しており、現在もプロジェクトが進行中であることが伺えます。

HTCがフラグシップ機を発表したのは2018年の「HTC 12+」が最後で、それ以降はエントリーからミドルレンジ機が展開されています。一方、日本市場では「HTC 12+」が最後の機種となっています。
実に約4年ぶりとなるHTCのフラグシップ機投入ですが、どんな製品に仕上がるのか非常に楽しみです。
VR事業での知見をいかしたHTCならではの機種となることに期待したいです。
また、先日にはHTC日本が日本市場での新型スマートフォンの発売を示唆し、すでに日本で「技適」を取得していることも明らかになっています。
この日本で発売予定のスマートフォンと先述したメタバースに焦点を当てたフラグシップ機が同じ機種のことを指しているのかは不明ですが、今までおとなしかったHTCのスマートフォン事業が再び動き出そうとしているのは間違いありません。