Google製スマートフォン「Pixel」シリーズの新モデル「Pixel 6」とその上位モデル「Pixel 6 Pro」の、新たなレンダリング画像に加えてスペック面の情報が徐々に明らになりつつあります。
これまでGoogleのスマートフォンはシンプルな構成を基本とする「素のAndroidスマートフォン」というのが基本方針でした。
これは各社がゴテゴテと独自機能を付与することに対するアンチテーゼ的な製品という側面とリファレンス製品でありながら単なるお手本製品ではなくミドルレンジの製品としてしっかり優秀な製品であることをスタンスとしているように見ることができました。
しかし、ある程度各メーカーのAndroidスマートフォンも成熟してきたからか、Google自身も欲が出てきたからか、リークされたレンダリング画像が示すように「Pixel 6」からは開発スタンスも見直され、ハイエンド志向に傾いてることが伺えます。
今回リークされたレンダリング画像では、上位モデル「Pixel 6 Pro」はトリプルカメラを搭載。
これまでのリーク情報では「望遠レンズは控えめになるのではないか」と考えられていましたが、それを否定するかのように3つ目のカメラはペリスコープ型のレンズを採用したレンダリング画像となっています。
これによって望遠レンズの光学ズームは少なくとも5倍程度になると見られています。
さらにメインカメラの画素数も5000万画素になると言われています。
またアップルのiPhoneシリーズが独自SoCを採用し、成功していることに倣おうとしているのか独自の8コアカスタムSoC(コードネーム「Whitechapel」)を採用すると伝えられています。
この「Whitechapel」はQualcommの「Snapdragon」シリーズと比較するとフラグシップモデルの「Snapdragon 888」には及ばないものの「Snapdragon 865」よりは高速になるようです。
これが事実であれば、ペリスコープ型のレンズを含めたトリプルカメラの搭載とあわせて、これまでの路線よりはかなりハイエンドよりのモデルになると見られます。
実際の製品の発表は今のところ10月頃になると見られているため、まだまだ不明な点が多い「Pixel 6」ですが、デザイン同様かなり路線が異なる製品になる可能性は高いのではないでしょうか。