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Pixel 6は独自SoCを搭載?機械学習チップとセキュリティチップを統合したGoogle謹製SoC


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Googleは今秋発表予定の「Pixel 6(仮称)」にて、独自開発したカスタムSoCを搭載する可能性があるようです。

米メディア 9to5Googleが伝えたところによると、Googleはモバイル向けSoC「Exynos」を開発しているSamsungとの共同開発でコードネーム「Whitechapel」と呼ばれるSoCを開発中のようです。
そして、9to5Googleが入手した内部文書によると「Whitechapel」は今秋発表予定のGoogle Pixel 6にて搭載されることが確認されているとのことです。

また、内部文書では「Whitechapel」を社内向けに「GS101」と呼んでおり「GS」は“グーグル シリコン”の略である可能性があります。

これまでPixelシリーズはQualcommのSoC「Snapdragon」を搭載していましたが、Appleが「iPhone 4」から”アップル シリコン”なるカスタムSoC「A4」を搭載したように、Googleも独自チップを開発し、Pixelシリーズに搭載するようになるかもしれません。

また、XDA Developresの編集長Mishaal Rahman氏は、「(9to5Googleが入手した内部文書の他に)次期Pixelスマートフォンに「GS101」が搭載されることを裏付ける証拠を見つけた。」としています。

同氏によると、SoCは、機械学習に特化したGoogleの自社開発チップ、「TPU(Tensor Processing Unit)」とセキュリティチップの「Titan M」の2つ統合したチップセットになるようです。

「TPU」は、ディープラーニングを高速化するため、Googleが開発したチップで「Google 検索」「Google 翻訳」「Google フォト」などのサービスで活用されています。

一方、「Titan M」は、「Pixel 3」より搭載されたGoogleのセキュリティチップ。プロセッサとは別のチップを搭載することで隔離したデータストレージにプライベートなデータを保護するため攻撃者からの改ざんを防いでくれます。(これまでは、Qualcommの「Snapdragon」に外付けするかたちで「Titan M」が搭載されていました。)

そして、Googleが開発中の独自SoC「GS101」こと「Whitechapel」は、プロセッサレベルで「TPU」を搭載し、「Titan M」も統合型になるようです。

他のチップセットメーカーでは作ることのできないGoogleだからこそ開発できるSoCとなりそうです。


ちなみに「Whitechapel(ホワイトチャペル)」は、ロンドンの地区名です。

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