Googleは3月5日、Pixelシリーズに向けて最新のAndroidセキュリティパッチを含む月次アップデートを実施しました。
通常であれば、セキュリティ関連などの小さなバグ修正のみに留まるアップデートですが、2021年4月度のアップデートではPixel 5のGPU性能が大幅に向上することが分かりました。
Google公式によるアップデート内容と対象端末は上記の通り。
この中で注目なのが、「Google Pixel 5」と「Google Pixel 4a(5G)」に適用される「グラフィックを多様する特定のアプリとゲームでパフォーマンスを最適化」
Der CommonplaceのAndreas Proschofsky氏の報告によると、3DMarkのグラフィックスベンチマークが最新アップデート適用前と比較して30~50%向上しているとのことです。
発売から半年ほど経ってからのGPUパフォーマンスの向上。ユーザーからしたら非常に嬉しいことでしょう。
ただし、「リリース時点の低パフォーマンスが修正されただけ」との声もあります。
米メディア「Ars Technica」はPixel 5発売当時のレビュー記事で「世界で最も遅いSnapdragon 765G搭載スマートフォン」と酷評しており、GPU性能が”向上”したのではなく本来の性能に”修正”されたとの見方もあります。
現に「Google Pixel 5」と「Google Pixel 4a(5G)」は今回のアップデートでGPU性能が向上したものの、他のSnapdragon 765G搭載端末と比較して同等か僅かに上回る程度の性能となっています。
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