Googleは5月19日（日本時間）、年次カンファレンス「Google I/O」を開催し、モバイルOSの最新バージョン「Android 12」のベータ版を正式発表しました。
Android 12が採用するMaterial Youは、これまでのようにあらかじめ指定されたカラーを選ぶのではなく、ユーザーが設定した壁紙をもとに、どの色が合うのか自動的に判別し、ロック画面や通知、ウィジェットなどのシステム全体に色が適用されます。
また、ボタンやアイコンの色、コントラスト、大きさ、太さ、ダーク／ライトモードなどのデザインも変更することができます。
その他、プライバシーとセキュリティも改善が図られています。
新たに追加された機能「プライバシーダッシュボード」では、アプリがカメラやマイク、位置情報などプライバシーに関わる情報を取得した際の履歴を確認することが可能。
この「プライバシーダッシュボード」では履歴の確認の他、アクセス許可の設定などプライバシーに関する設定を一元的に管理することができます。
また、アプリがマイクやカメラを使用している場合、ステータスバー右上にマイクとカメラのアイコンが表示されるようになります。マイクやカメラの使用はワンタッチでオンとオフを切り替えることが可能。
Android 12のベータ版は、Pixel 3以降のPixel端末の他、ASUS、OnePlus、OPPO、シャープ、realme、vivo、Xiaomiなどの特定のデバイスでも利用することができます。
例えば、OnePlusは「OnePlus 9」シリーズ、OPPOは「OPPO Find X3 Pro」、realmeは「realme GT」、Xiaomiは「Mi 11」シリーズなどの最新のフラグシップ機にてAndroid 12ベータ版を提供します。
