ZOZO創業者の前澤友作氏がTwitter上で始めたお年玉企画が大きな話題となったのは記憶に新しいです。
そんなプレゼント企画ですが、中国にて思わぬ事態が発生しています。
5月29日、中国有名俳優のチェン・フー(陳赫)氏は、TikTokにて888元(約13,400円)と8,888元(約134,000円)の現金、合計8台のiPhone 11 Proを抽選でプレゼントすることを明らかにしました。
嬉しいプレゼント企画の予定でしたが、予想外の方向で大拡散
中国ネットユーザーによって彼のTikTokは瞬く間に拡散され、コメント欄には「なぜ、HUAWEIをプレゼントしないのか」「私たちはiPhoneではなく、HUAWEIが欲しい」「AppleからHUAWEIに変更しなければファンを辞める」「国産メーカーを応援しろ」「P40 Proに変更しろ」などの非難が大量に書き込まれました。
この事態に慌てて、チェン・フー(陳赫)氏は、「次回はHUAWEIをプレゼントすることを約束する」と声明を発表。
しかし、中々炎上は鎮火しませんでした。
最終的には、「彼が再びiPhoneを購入すれば、芸能界から消えることになるだろう」というコメントに2万件以上もの”いいね”が寄せられました。
何気ないiPhoneのプレゼント企画が、日本では考えられないほどの炎上にまで発展する事態。
これは、HUAWEIが受けている禁輸措置が愛国心を刺激したことにより過激化したものと見られます。
中国国内でiPhoneをプレゼントすることで起きた炎上は今回が初めてではありません。
また、中国のSNS Weiboは投稿を行なった端末名が表示されます。
その機能を利用して、一部の過激なネットユーザーはiPhoneを利用している有名人や芸能人に「裏切り者」「売国奴」のようなコメントが書き込まれているのを目にします。
このように、最近になって中国国内にてHUAWEI支持の国民感情が加速しているようにも感じます。
早期の米中関係改善を望むばかりです。
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