近年、スマートフォンのカメラ性能が飛躍的に向上し、静止画では1億800万画素の登場や高度なナイトモード、動画ではスローモーション撮影や4K撮影などが可能になっています。
そして、2020年はQualcommの最新ハイエンドSoC「Snapdragon 865」の登場により、ますますカメラ性能が向上すると言われています。
しかし、OSであるAndroidには4GB以上のファイルサイズを保存できないという制限が存在します。(正確に言えば、4GBを越える場合は4GBごとに分割して保存される。)
一般的には、この制限自体あまり知られていないので、4K撮影が普及するにつれ、「あれっ?ファイルが分割されている。」と思うユーザーも多いはず。
そもそも、この制限はスマートフォンの容量が少なくmicroSDカードの利用が前提だった5年ほど前に設けられたものです。
当時のFATフォーマットでは4GB以上のファイルを保存できなかったために制限された背景があります。
そして、この制限がAndroid 11では解禁されるようです。
OSによる制限が撤廃され、メーカーが上限を決定できるようになるとのこと。
これは、端末の容量を超えたファイルが保存処理されるのを防ぐため。
上記の変更は、Android Open Source Project(AOSP) に変更が投稿された段階ですが問題が無ければAndroid 11から適用されるものとみられます。
ちなみに、iOSにはこのような制限はありません。
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