9月20日、AppleはiOS13の発表に加えて、100タイトル以上のゲームが月額600円で利用できるサブスクリプションサービス「Apple Arcade」を発表しました。
この記事では普段ゲームを全くと言っていいほどしない筆者が1ヶ月の無料トライアル期間で「Apple Arcade」を使ってみての感想をレビューとしてお伝えしてみたいと思います。
「Apple Arcade」とは
まずは「Apple Arcade」がどのようなサービスなのかを解説しましょう。「Apple Arcade」は追加の課金なし広告なしの遊び放題
「Apple Arcade」はiOS13以降で対応する、100タイトル以上のゲームが月額600円で使いたい放題という定額制のサービスです。携帯ゲームを全くと言っていいほどやらない筆者からすると、スマホのゲームというとやり始めは無料でできても結局内部課金で知らない間に利用料かかかってしまうというイメージでした。しかし、この「Apple Arcade」は月額料金の600円以外はいっさいかからないというのが魅力に感じました。
さらにスマホのゲームに付き物の広告もなしというのがいいですね。
「100タイトル以上」がちょうどいい
100タイトル以上というのがゲーム初心者からすると選びやすくてありがといと感じました。App Storeではゲームの数が膨大すぎてどれを選べばいいか迷いますし、一度買ってはみたもののハマれずにやめてしまったという苦い過去もありますので。
もちろん「Apple Arcade」では気に入らなければやめてしまっても損はしません。他のゲームを試してみるだけです。
またカテゴリの中に初心者向けというカテゴリがあるのもスマホゲーム初心者からするとありがたいですね。
ファミリー向けのサービス
追加の課金なしということで思いついたのが、まず子供に利用させても安心だなということ。子供にスマホでゲームをさせたら知らない間に課金がされていて膨大な料金を請求されたというような話をきいたことがありますが「Apple Arcade」ならそんなこともありません。
さらに1つの契約で家族6人まで利用できるというのはありがたいです。
まさにファミリー向けのサービスなのではないでしょうか。
ゲームのタイトルもいわゆるR15・R18的な内容のものは含まれていないのでその意味でもファミリー向けといえるでしょう。
複数のデバイスで利用可能
「Apple Arcade」は、1つのアカウントでMac、iPhone、iPad、iPod Touch、Apple TVすべてで同じゲームが遊べます。筆者のAppleデバイスはいまのところiPhoneのみなのであまり関係ありませんが、多くの人がiPhone、iPadの両方を使用しているケースが多いことを考えるととてもお得なサービスですね。
「Apple Arcade」の利用方法
次に「Apple Arcade」の利用方法の利用方法を解説しましょう。「iOS13」へのアップデート
「Apple Arcade」は「iOS13」以降に対応したサービスなのでOSのiOS13へのアップデートは必須です。- iPhoneのバックアップを取っておきます
- iPhoneを充電器に接続してWi-FiをONにします
- 設定を開いて「一般」をタップします
- 「ソフトウェア・アップデート」をタップします
- 「今すぐインストール」をタップします
「Apple Arcade」登録方法
- iPhoneの「App Store」を開きます。
- 「App Store」の画面下部のメニュータブに「Arcade」が追加されているのでこれをタップ
- 「Arcade」の画面に切り替わりますので「無料で体験する」をタップします。
- Apple IDの承認画面に切り替わりますので詳細を確認してから承認してください。
初心者が遊んでみた5タイトルを紹介!
冒頭述べたようにゲーム初心者の筆者ですが、いくつかの家庭用ゲーム機では遊んだことがあるので、その記憶をたどりながら5つのゲームを遊んでみました。その感想をレビューしてみたいと思います。
Sonic Racing
筆者にもなじみのあるSEGAソニックのキャラクターを使ったレースゲーム。アクセル、ブレーキの操作は必要なく指一本で画面下中央のステアリング操作のみで遊べます。
例えていうとマリオカートですね。
ライバルとレースしながら、いろいろなアイテムを獲得して使ったり、戦略を立ててチームを組んで戦うのが面白いです。
レースゲームというと画面を傾けてステアリングを切ったり、横画面の左右にステアリングの右、左ボタンがある方式のものがありますがこれは片手で遊べます。
画面も縦型なので電車の中でも周りを気にせず楽しめますね。
Way of the Turtle
Arcade画面の上のほうでおすすめされていたので試してみました。「壮大なカメの冒険」というサブタイトルがついていますが、ステージをクリアしながらお姫様を見つけ出すというストーリーはどこかのRPGを彷彿とさせます。
RPGをプレイしたことのない筆者ですが、これは直感的にすぐ操作できました。
ステージの難易度もゲーム初心者からしても高くなく低すぎず絶妙に設定されている感じです。
新世海(Into the Depth)
カプコンがApple Arcadeのために開発したというゲーム。人類最後の生き残りとなった主人公が人類未踏の深海「世海」を探検するという潜水アクションゲームです。
一番難易度の低い「イージー」で始めたのですが、かなりハマりました。
グラフィックの美しさもさることながら、ヘッドホンで聞くBGMと効果音によって、さながら深海にいる気分が味わえます。
主人公は常に潜水者にとって最も重要な水圧、酸素残量と闘いながら、深海を探検し、アイテムを手に入れようとします。
海中での主人公の動きもリアルでその世界観にどっぷり浸れる内容となっています。筆者はプレイ開始から3時間没頭してしまいました。
Tint
いわゆるパズルゲームなのですが、反射神経は要求されず、じっくり考えて解いていくタイプのゲームです。起点となる色からスタートし、他の色と混ぜながら目的の色を作り一筆書きで指定されたゴールまでを目指すというちょっと風変わりなゲームですが、グラフィックが美しく独特の世界観で構成されています。
1つの問題にかかる時間は数分程度で初心者の私でもどんどんと次のお題に進めることができました。
最初はやり方がわかりませんでしたが、わかりやすいチュートリアルが用意されていて男女年齢問わず初心者にもおすすめできるゲームです。
家庭用ゲーム機のゲームやいわゆるスマホゲームとも異なるゲームで「Apple Arcade」の方向性を示す1作なのかもしれません。
WHAT THE GOLF
カテゴリ「初心者向け」の中から選びました。プレイしてみると、、これは何なんでしょう?
ゴルフゲームのようでゴルフゲームでないというべきか。。
最初の2打まではボールを弾いてホールを目指す普通のパターゴルフのようなゲームなのですが、3打目からはボールでなく人が弾かれます。その次はゴルフのクラブが飛び、さらに家が飛びます。
このくだらなさと面白さは文章ではなかなか伝わらないのでぜひプレイしてみてほしいです。
なにも考えずに暇つぶしをするにはうってつけのゲームです
「Apple Arcade」の解約(解除)
最後に「Apple Arcade」の解約(解除)方法についても解説しておきましょう。1ヶ月の無料体験で遊んでみて、継続して利用しないという場合は登録の解除が必要です。
そのまま使用していると無料期間が終了して月額600円の支払いが発生してしまいます。
Arcadeの解約(解除)方法は下記の通りです。
- App Storeを開いて右上のアイコン(アカウント)をタップします
- アカウントの画面にある「サブスクリプション」をタップします
- サブスクリプションの中にあるApple Arcadeをタップします
- 詳細を確認して「無料トライアルをキャンセルする」をタップします
まとめ
スマホゲーム初心者のレビューでしたがいかがでしたでしょうか。素直な感想から言うと初心者でも十分に楽しめますし、通勤時間の暇つぶしから、どっぷりハマれるゲームまでよくラインナップできているなといった印象です。
どのゲームも直感的に操作でき、その難易度も絶妙に設定されています。
こどもから大人も十分に楽しめるなという感想をもちました。
いわゆる家庭用ゲーム機のタイトルのようなヘビーなものはありませんが、そこは最初から視野に入れていないという気がします。
また内部課金で稼ぐ多くのスマホゲームとも異なる方向性だと思いました。
お子さんがいる家庭から、スマホゲームをしない筆者のような人まで1ヶ月無料で試せるサービスですから一度使ってみて損はないと思います。
しかもどんなにハマっても月600円です。
Apple Arcadeの公式ページ