最近のスマートフォンはますます高性能になっており、
本来の電話としての機能の他に、
音楽プレイヤーやネットサーフィンなどの用途や、
動画視聴、写真撮影、決済など、
生活のあらゆる場面で使える機能が詰め込まれています。
そんな中でも、
最近になっていろんなスマホに取り付けられているのが、
ワイヤレス充電(無線充電)の機能です。
日本では、iPhone Xから取り付けられたことで一躍話題になりましたが、
現在ではiPhone以外にも多くのスマホで、
この「ワイヤレス充電」が可能になっています。
この記事を書いている筆者自身もワイヤレス充電を使っていますが、
本当に「置くだけ」で充電ができてしまうので、
生活から充電切れというトラブルがなくなりました。
しかし、
せっかくワイヤレス充電の機能が搭載されているスマホでも、
ワイヤレス充電器を持っていないと充電することはできません。
そして、
そのワイヤレス充電器は、
多くの場合、別売りで購入しなければなりません。
そこで今回は、
「新しいスマホでワイヤレス充電を使ってみたい」や、
「ワイヤレス充電器をどうやって選べば良いのかわからない」
という方向けに、
(1)ワイヤレス充電器とはなにか
(2)ワイヤレス充電器の選び方
(3)おすすめのワイヤレス充電器11選
という3項目で徹底解説していきます!!
そもそもワイヤレス充電って何?
「そもそもワイヤレス充電ってなんだろう?」という方もいるかと思いますので、
ここではまず、
ワイヤレス充電について簡単に説明します。
ワイヤレス充電とは、
一言で言えば、
スマホを置くだけで充電できる技術のことです。
ワイヤレス充電以外にも、
「置くだけ充電」や「無線充電」、「非接触充電」と呼ばれたりもします。
ワイヤレス充電器の共通規格
ワイヤレス充電には、どのメーカーの製品でもワイヤレス充電を使うことができる規格が存在します。
規格というと難しく聞こえるかもしれませんが、
身近な例でいうと、USBメモリやスマホの充電コードについているUSB-Aも規格の一つです。
ワイヤレス充電で現在主流の規格が、「Qi」と呼ばれるものです。
iPhoneを始め、その他のアンドロイドスマホなど、ワイヤレス充電が可能なものはほとんどこのQi規格に準拠して作られています。
ワイヤレス充電器を購入する際は、
まずこのQiに準拠しているかどうかを確かめる必要があります。
ワイヤレス充電器を使うメリット
ワイヤレス充電器を使うメリットは、充電の手間を極限まで減らせることです。
充電のためのコードの抜き差しは、
一見大した労力ではないように感じますが、
この小さな労力を削減することで、
充電のしわすれが驚くほど少なくなります。
「気づいたら充電が満タンになっている」
という感動を味わえます。
ワイヤレス充電を使うデメリット
とても便利なワイヤレス充電ですが、当然デメリットもあります。それは、
充電速度が遅いことです。
最近では、
バッテリー容量の増加に伴って急速充電に対応しているスマホも多くなってきています。
最新の端末であれば40W、60Wでの充電が可能なものもあるため、
有線であれば1時間で満タンになるのに、
ワイヤレスだと3~4時間かかるということもあります。
ワイヤレス充電器の選び方
ワイヤレス充電器の種類で選ぶ
ワイヤレス充電器には大きく分けて3つの種類があり、それぞれ、「パッドタイプ」「スタンドタイプ」「マウントタイプ」に別れます。
また、
例外としてモバイルバッテリーにワイヤレス充電器の機能がついているものもありますが、今回は省きます。
パッドタイプ
主に円形の平べったい形をしています。ワイヤレス充電器の中では一番基本的な形で、
その分値段も安い印象です。
場所を取らず持ち運びにも適しているので、
出先でもワイヤレス充電器を使いたいという方におすすめです。
また、
デバイスの大きさや形状にも左右されづらいことも利点の一つです。
スタンドタイプ
個人的におすすめしたいのが、このスタンドタイプです。普段YouTubeを見たり、ブログ記事を読んだりする際にも使えるので、
普段遣いの中で活躍します。
デスクに置いて通知などが一瞬で見れるようにしておくのもおすすめです。
パッドタイプと比べて値段が高くなる傾向があります。
また、
こちらは後ほど解説しますが、
スタンドタイプは縦置きと横置きの両方に対応しているものをおすすめします。
マウントタイプ
スタンドタイプにも似ていますが、こちらは車の中などで使うためのワイヤレス充電器です。
取り付けたい場所にあったものをよく選んで購入する必要があります。
充電速度で選ぶ
ワイヤレス充電器には、有線の充電器と同じように充電の速度に違いがあります。
充電速度の速いものは値段も高くなる傾向にあるので、
自分がどの程度のものがほしいのか考える必要があります。
充電速度の目安として、
iPhoneの最新機種であるiPhone 11は最大7.5W
Samsungのs20 シリーズは最大15W
HUAWEIのP40 Proは最大27W
のワイヤレス充電が可能です。
コイル数で選ぶ
ワイヤレス充電器にはコイル数の違いがあります。コイルの数が多いと、
スマホをしっかりと感知して充電をすることができます。
一方でコイル数が少ないと、
少しずれた状態でスマホを置くと感知できずに充電しないということがあります。
特にスタンドタイプの場合、
スマホを縦においた時と横においた時で充電に使うコイルが違うため、
2個以上のコイルは必須と言えます。
また、
パッドタイプでコイルが複数あるものだと、
同時に2つの端末を充電できたりもするので便利です。
おすすめのワイヤレス充電器11選
Anker PowerWave 10 Stand
Anker PowerWave 10 Standは、モバイルバッテリーや充電器などで絶大な人気を誇るAnkerが販売する、
スタンドタイプのワイヤレス充電器です。
最大10Wの出力に対応しており急速充電が可能です。
また、
iPhoneの7.5Wにも対応しています。
縦置き横置きどちらにも対応しています。
Ankerの製品はすべて正規販売店からの注文で18ヶ月保証がついてくるので、
品質やサポートで選ぶならAnker一択です!
IMDEN ワイヤレス充電器
こちらはアマゾンで絶大な人気を誇る、パッドタイプのワイヤレス充電器です。
10W/7.5W/5Wの3つの充電モードに対応しています。
アマゾンの中でもひときわ目立った安さが特徴で、
とにかく安いものがほしい方におすすめです。
Anker PowerWave 10 Pad
こちらは、Ankerが発売するパッドタイプのワイヤレス充電器です。
この製品も同じく10W/7.5W/5Wの出力に対応しています。
「Anker PowerWave 10 Stand」と同じ性能ですが、
コイルが一つのため安価で購入できます。
色も3色揃っており、
好みのものを選べます。
Anker PowerWave 7.5 Car Mount
こちらもAnker製のマウントタイプのワイヤレス充電器です。10W/7.5W/5Wの出力に対応しており、
上で紹介したものと性能は変わりませんが、
マウントなど特殊な部品がついてくる分、
スタンドタイプやパッドタイプよりも高い値段になっています。
エレコム ワイヤレス充電器 W-QS03
こちらは大阪に拠点を置くエレコム製のワイヤレス充電器です。スタンドタイプで、コイルは一つのものの、
コイルの位置を動かすことのできるユニークな機構で、
コイルを削減し、その分安価で発売されています。
充電速度が5Wと少し非力なのが残念なところ
Seneo ワイヤレス充電器
こちらもアマゾンで人気のパッドタイプのワイヤレス充電器です。特徴は15Wの出力に対応していることで、
それでいて価格も非常に安く抑えられています。
安くて充電速度の速いものがほしいという方におすすめです。
Anker PowerWave 10 Dual Pad
Anker PowerWave 10 Dual Padは、おなじみAnkerが発売する2つの端末を同時に充電できるパッドタイプのワイヤレス充電器です。
どちらも10Wの出力に対応しており、
家族で充電器をシェアしているという方や、
スマホとイヤフォンをワイヤレスで同時に充電したいという方におすすめです。
Anker PowerWave+ Pad with Watch Holder
こちらは、スマホとApple Watchを同時に充電できるパッドタイプのワイヤレス充電器です。
一つはスマホ用に設計されており、今まで紹介してきたものと変わりはないですが、
もう一つのApple Watch用のスペースは、Apple Watchを充電しやすいような設計になっています。
Apple Watchの弱点の一つである充電持ちを、
ワイヤレス充電によって解決できるかもしれませんね!!
ベルキン F8J237QEBLK-A
こちらもiPhoneとApple Watch用のワイヤレス充電器です。上で紹介した「Anker PowerWave+ Pad with Watch Holder」と違うところは、iPhoneの充電は有線で行う点です。
画像でiPhoneのあるところの下の部分に、Lightningの端子が飛び出していて、
そこに本体を差し込み充電します。
Apple Watchの方はワイヤレス充電器になっています。
この製品の特徴はなんといっても見た目のかっこよさで、
Apple Watchが宙に浮いて充電されていることにロマンを感じる人も多いハズ!
SliceCharge Pro 3in1
こちらは、Appleが開発を断念したAirPoworを踏襲した製品です。
実に6個ものコイルを搭載し、3台同時に充電可能な上に、
どこにおいても充電できるという魔法のような製品になっています。
3台ものデバイスを同時に充電しようとすると、
当然強力な給電が必要になってくるので、
SliceCharge Proの付属品はPD対応60WUSB-Cの急速充電器と急速充電対応ケーブルを採用しています。
また、
別売りのスタンドキットを利用することでパッドタイプとスタンドタイプの併用が可能になります。
FACEVER ワイヤレス充電器 3 in 1
こちらも上で紹介した「SliceCharge Pro」と同じように、3台同時に充電可能なワイヤレス充電器です。
「SliceCharge Pro」と違うのは、
コイルを3つしか搭載していないことで、
その分安価で発売されています。
また、
付属品も「SliceCharge Pro」ほどではないので、
自分で用意する必要があるかもしれません。
それでも同時にいろんなデバイスを充電できるワイヤレス充電器を安価で手に入れたい方にはおすすめです!
おすすめのワイヤレス充電器まとめ
いかがだったでしょうか?ワイヤレス充電器は性能やメーカーによって値段が大きく変わってくるので、
自分が本当にほしい機能だけを選んで購入するのがおすすめです。
みなさんも、
ワイヤレス充電で快適なバッテリーライフを過ごしてみてはいかがですか?